FOLLOW US

途中出場から決勝弾…3戦連発の李忠成「絶対にヒーローになるんだ」

2015.12.29

柏戦の決勝ゴールを決めた浦和FW李忠成 [写真]=野口岳彦

 浦和レッズは、29日に行われた第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会準決勝で柏レイソルが対戦し、延長戦の末に1-0の勝利を収め、決勝進出を決めた。決勝ゴールを挙げたFW李忠成が試合後のインタビューに応じた。

 李は、26日に行われた準決勝のヴィッセル神戸戦で1ゴールを挙げてフル出場も果たしたものの、中2日で行われた準決勝はベンチスタートとなった。だが、延長戦までもつれ込んだ試合で、浦和を9年ぶりの天皇杯決勝へと導いたのは、スタメンを外れてもなお持ち続けた同選手のゴールへの強い意欲だった。

「同点で自分にチャンスが来いと、俺が絶対にヒーローになるんだと、強い気持ちでベンチから見ていました。120分で絶対に勝負を決めたかったんで、自分が点をとって、ヒーローになって元旦の決勝に進出できるようやっていました」

 すると、延長戦開始と同時に出場して27分が経過した117分、同選手の強い気持ちが実る。「みんなの思いがこもったパスだった。みんなが諦めないで前線まで繋いだ結果、自分の方にボールがきたので、あとは決めるだけだった」と振り返る梅崎司の左クロスを、中央でフリーになった李が頭で合わせて、ゴールネットを揺らした。

 この決勝ゴールで李は、4回戦のFC町田ゼルビア戦、準々決勝の神戸戦に続く得点で、同大会3試合連続ゴールを挙げた。「(自分の)調子もいいし、チームの調子もいいんで。前回も言いましたけど、この大会は僕の大会にしたいと思うので、決勝も頑張ります」と再び今大会の主役に名乗りを上げると、「今日みたいにたくさんのサポーターと戦って、ともに頂点、日本一、そしてタイトル奪取をできるように2016年一発目から目標を達成したい」と、2016年1月1日に行われる決勝・ガンバ大阪戦での活躍を誓った。

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

SOCCERKING VIDEO