相棒パトリック(左)とカップを掲げる宇佐美(右) [写真]=兼子愼一郎
天皇杯決勝が13日に行われ、ガンバ大阪とモンテディオ山形が対戦した。ガンバ大阪が3-1で勝利し、5年ぶり4度目(前身の松下電器時代を含む)の優勝を成し遂げた。同試合で2ゴールを決め、チームの勝利に貢献したFW宇佐美貴史が、試合後のインタビューに応えている。
ヤマザキ・ナビスコカップ、J1リーグと、すでに2冠を達成して迎えた天皇杯決勝。J1昇格プレーオフを制し、勢いのある山形にチャンスを作られたが、宇佐美とFWパトリックの3ゴールにより優勝カップを手にした。
この日は、笑顔で試合終了を迎えた宇佐美は、「今日でこのメンバーでやるのも最後だったので、しっかり3つとれて誇りに思いますし、いい思い出になりました」と語り、チームメイトとの偉業達成に、歓喜の表情を浮かべた。
相手ディフェンスに当たりながらも決まった3点目については「ラッキーもあって3点目もとれたが、いい形、自分らしいゴールだった」と、振り返っている。
昨季途中にドイツから復帰し、今季3冠を成し遂げられたことについては「チームにタイトルをもたらしたいというのが僕の夢だったので、それが出来て本当に嬉しく思います」と述べ、自身が育ったクラブへ恩返しが出来たことに安心した様子だった。