横浜FMvs仁川ユナイテッド [写真]=兼子愼一郎
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループG第1節が19日に行われ、横浜F・マリノス(日本)と仁川ユナイテッド(韓国)が対戦した。
直近のリーグ戦5試合で2勝1分け2敗と波に乗り切れないまま、ACLグループステージに乗り込んだ横浜FMが『横浜国際総合競技場』に大会初出場の仁川ユナイテッドを迎えた。試合開始早々の8分、アウェイの仁川ユナイテッドが先制に成功する。キム・ドヒョクがパスを送ると、チョン・ドンユンが抜け出し、左サイドの相手陣深くから左足でクロスを供給。これが上島拓巳に当たった後、GK一森純の手をかすれ、ボールはゴールへと吸い込まれた。
1点ビハインドとなった横浜FMは15分、決定機を迎える。宮市亮がドリブルで仕掛け、縦に持ち出してペナルティエリア左から折り返すと、植中朝日が左足で合わせ、シュートを放つ。しかし、シュートは相手GKのセーブに遭い、得点とはならなかった。
決定機を逃した横浜FMだが、17分、左CKのチャンスを得ると、キッカーの吉尾海夏が左足でクロスを供給。このクロスに西村拓真が合わせ、ボールはゴール左隅に吸い込まれた。
同点に追いつかれた仁川ユナイテッドが反撃に出る。37分、自陣でボールを奪い、キム・ドヒョクが左足でディフェンスラインの裏へロングボールを送る。ジェルソが抜け出すと、相手DFとGKをかわして右足でゴールへ流し込み、再びリードを奪った。
再び1点を追う展開となった横浜FMだが、前半終了間際の43分、左CKを得ると、キッカーの吉尾がクロスを送る。このクロスボールにニアサイドの宮市が頭で合わせ、放たれたボールはゴールネットを揺らした。その後、スコアは動くことなく、前半は終了。2-2の同点で試合を折り返した。
迎えた後半、67分に仁川ユナイテッドがチャンスを迎える。エルナンデス・ロドリゲスがドリブルで長い距離を持ち運ぶと、ペナルティエリア左から左足でシュート。しかし、放たれたボールは左ポストにはじかれ、ゴールとはならなかった。
一方の横浜FMは72分、角田涼太朗がドリブルで持ち運び、ゴール前へ縦パスを送る。植中がワンタッチで落とすと、西村が反応してペナルティエリア手前の中央から右足でシュートを放つ。しかし、シュートは相手GKにセーブされ、得点には至らなかった。
その3分後、仁川ユナイテッドが勝ち越しに成功する。ポールジョゼ・ムポクが自陣からドリブルで運び、カウンターを展開。右を走るエルナンデスにつなぐと、エルナンデスはペナルティエリア右に進入して右足でシュート。このシュートが相手GKの手をはじいてゴール左に決まった。
さらに、勢いに乗る仁川ユナイテッドは79分、永戸勝也のパスをムポクがインターセプト。このこぼれ球をエルナンデスが拾うと、ドリブルで持ち込んでペナルティエリア手前の右から右足で強烈なシュート。放たれたボールはゴール左隅に突き刺さり、リードを2点に広げた。
2点を追いかけることとなった横浜FMはその後、ボールを保持して相手陣内に押し込む展開を多く作ったものの、最後まで同点ゴールを奪うことはできず。試合はこのまま終了。横浜FMは黒星スタートとなった。次節は10月3日に行われ、横浜FMは山東泰山(中国)、仁川ユナイテッドはカヤFC(フィリピン)と対戦する。
【得点者】
0-1 8分 オウンゴール(横浜FM)
1-1 17分 西村拓真(横浜FM)
1-2 37分 ジェルソ・フェルナンデス(仁川ユナイテッド)
2-2 43分 宮市亮(横浜FM)
2-3 75分 エルナンデス・ロドリゲス(仁川ユナイテッド)
2-4 79分 エルナンデス・ロドリゲス(仁川ユナイテッド)
By サッカーキング編集部
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