昨季天皇杯を制した甲府 [写真]=金田慎平
ヴァンフォーレ甲府は30日、2023-24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)におけるホームスタジアムについて発表した。
昨季、クラブ史上初の天皇杯優勝を達成した甲府はACLの出場権を獲得。2023-24シーズンからACLはホーム&アウェイ方式の大会フォーマットとなるが、甲府の本拠地である『JITリサイクルインクスタジアム』はACLのスタジアム基準となる要件を満たしていないことが問題となっていた。
そこで甲府はAFCクラブライセンス取得のため、『国立競技場』をホームスタジアムとして書類提出したことを発表した。なお、AFCクラブライセンスはAFCが主催する競技会へ参加するためのライセンスで、各国で委任されたトップリーグのライセンス事務局が制度を運用し、クラブライセンス交付第一審機関(FIB)が判定。2023-24シーズンに関する書類提出期限は3月末までとなっており、5月に判定会議が行われ、判定は5月末に予定されているという。
ホームスタジアムを『国立競技場』と申請したことを受け、佐久間悟代表取締役社長は甲府のクラブ公式サイトを通じ、「ヴァンフォーレ甲府に関わる全ての皆様方へ」と題した声明を以下のように発表した。
「ヴァンフォーレ甲府に関わる全ての皆様方には、日頃より、様々なお立場でご支援・ご協力並びにご声援を賜り、心から御礼を申し上げます。また、今シーズンは、篠田善之新監督を迎え、試行錯誤を繰り返しながらリーグ戦に挑んでいるところでありますが、ホーム・アウェイ共に昨シーズンを上回る多くの皆様方にご来場を賜り、厚く感謝申し上げます」
「さて、ヴァンフォーレ甲府は、昨シーズンにおいて第102回天皇杯サッカー選手権大会で優勝を果たし、2023シーズンは、アジア最高峰の舞台となるアジアチャンピオンズリーグに参戦する予定であります。クラブと致しましては、本大会に参戦することを成長と発展に繋げるべく意義あるものとしたいと考えており、その為に日本を代表する山梨県のプロヴィンチアクラブとしてグループステージのホームゲームを全て、国立競技場で開催することをJリーグに申請致しました」
「この決定は、試合時のVIP対応とより集客力を高めたい等を総合的に考え、同時にロマンを追求した挑戦となりますが、関わる多くの方々のご理解とご協力によって実現することに改めて感謝申し上げます。試合当日は、山梨県に関わる多くの皆様方は勿論のこと、カテゴリーを問わず、Jリーグにご声援を頂いている多くの、ファン・サポーターの皆様とフットボールファミリーを含めヴァンフォーレ甲府へのご声援をお願い申し上げます」
By サッカーキング編集部
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