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8年ぶりのアジア制覇に挑む蔚山現代…決勝を前にKリーグ勢のACL挑戦の歴史を振り返る

2020.12.17

[写真]=Getty Images

 12月19日に行われるAFCチャンピオンズリーグ決勝で、イランのペルセポリスと対戦する蔚山現代。グループステージ初戦から決勝トーナメント準決勝まで無敗(8勝1分け)のチームは、2012年大会以来2度目のACL制覇が目前だ。

 Kリーグ勢のACL決勝進出は2016年の全北現代モータース以来、4年ぶり。当時、全北現代はUAEのアル・アインをトータルスコア3ー2で下し、2006年大会以来2回目の優勝を果たしている。

 ちなみに前身のアジア・クラブ選手権含め、Kリーグ勢でアジアの頂点を経験しているのは6クラブ。優勝回数は合計11回とアジア最多の数字だ。

 Kリーグ勢でアジア最多の優勝回数を誇るのは浦項スティーラース。アジア・クラブ選手権で2度、現行のACLとなっては1度と計3度の優勝を数え、サウジアラビアのアル・ヒラルと並びアジア最多記録を誇る。

 次点は水原三星ブルーウィングス(2001年、2002年)、全北現代モータース、そして城南FCの前身である一和天馬(1995年、2010年)で各2回。釜山アイパークの前身である大宇ロイヤルズ(1986年)と蔚山現代(2012年)が各1回ずつ優勝している。

 なお、蔚山現代の8年前のACL初制覇を知る現所属選手はただ一人。かつてジュビロ磐田やガンバ大阪でもプレーした元韓国代表FWイ・グノだ。イ・グノは当時、グループステージから決勝までの全12試合に出場し、4ゴール7アシストの活躍で優勝に貢献。その活躍から、大会MVPとAFC年間最優秀選手賞に輝いた。

 イ・グノのほか、DFチョン・スンヒョン(元サガン鳥栖、鹿島アントラーズ)やDFパク・チュホ(元水戸ホーリーホック、鹿島、磐田)、MFウォン・ドゥジェ(元アビスパ福岡)など、Jリーグに縁のある選手も多数所属する蔚山現代。8年ぶりのアジア制覇へ向け、彼らの奮闘にも注目したいところだ。

文=姜 亨起(ピッチコミュニケーションズ)

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