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総合力の差で敗れた浦和・鈴木…「個だけじゃなくて、11人のチームをとおしてやられた」

屈強なフィジカルのゴミスに食らいつく鈴木 [写真]=兼子愼一郎

 海外では、今日の相手よりも個の強い選手と渡り合ってきた。それだけに悔しくないはずはなかった。それでも鈴木大輔は敗戦をしっかりと受け止めていた。

「相手の個の強さで最終的にはやられてしまったけど、自分たちが前に出ていって、1対1になったところは、個で剥がされないようにしなきゃいけないというのはありました」

 アル・ヒラルの先発メンバーは第1戦と同じ。ワントップには強靭なフィジカルを持ち大会得点王にも輝いたバフェティンビ ゴミス、トップ下には小柄ながらイタリア代表としても活躍したセバスティアン ジョビンコ、さらに1対1の強さをサイドで見せたアンドレ カリージョなど、相手の個の強さは分かっていた。しかし第1戦を0-1で落としていた浦和レッズは、それを踏まえた上で前に出た。

「ある程度後ろは1対1にして、大外は捨てて前に前にというところで、相手が嫌がっているのを感じながら、徐々に自分たちでボールを持てるようになった。でも後半、相手に押し込まれた時に、もう一歩前に出るところで失点してしまった。そこがカギになってしまったかなと思います」

 鈴木が“カギ”として挙げたのが74分の失点のシーン。カウンターからカリージョにボールが渡ると、必死に走って関根貴広が守備に戻ったが止められず。サルマン アルファラジを経由して逆サイドのジョビンゴに渡ると、さらに中央に折り返してサレム アルドサリが決めた。

「あそこを耐えてもう一度自分たちの流れにできたら良かったですけどど、ボールを持っていた時間帯で逆にカウンターを食らっちゃったかなというのはあります」

 敗因について「個人的に、すごく力不足だと思います」と語った鈴木。相手の強烈な個に負けたのではなく、あくまでもチームとしての総合力の差が大きかったと分析した。

「前線の個がフォーカスされがちですが、それ以外の選手たちのポジショニングがいい。カウンターで失点した時も7番(サルマン アルファラジ)が斜めに絡んできたりとか、サイドバックが斜めに入るのがうまかったり、追い越して来たり。一つひとつの選手のタイミングが、長くプレーしているだけあってバッチリで。個だけじゃなくて、11人のチームをとおしてやられたなと、やっていて感じた」

 今シーズンはリーグ戦で苦戦を強いられている浦和。2017年以来のアジア制覇とはならなかったが、「負けているのですごく悔しいですけど」と前置きした上で、「胸を張ってこの大会を終わろうと思いますし、まだJリーグが残っているので、そこに向かって止まることなくやっていきたい」と必死に顔を上げた。ここから本当の戦いが始まるのかもしれない。

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