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広島、敵地でタイ王者に勝利しACL2連勝…宮吉拓実が移籍後初ゴール

2016.04.05

広島は5日に行われたACLグループステージ第4節でブリーラム・Uと対戦した

 AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節が5日に行われ、ブリーラム・ユナイテッド(タイ)とサンフレッチェ広島が対戦した。

 広島は前節、ブリーラムをホームに迎えて3-0で今季ACL初勝利。公式戦で富士ゼロックス・スーパーカップ2016のガンバ大阪戦以来となる6試合ぶりの白星を収めた。そこから、2016明治安田生命J1リーグでも2試合続けて勝利を収めて、公式戦3連勝と調子を上げてきた。だが、今節は高温多湿の敵地タイで日本勢が苦しんできたブリーラム・スタジアムでの一戦。また、浅野拓磨は右腸腰筋損傷、佐々木翔も右ひざ前十字じん帯断裂と主力メンバーの離脱が重なっている。

 先発メンバーは、4月1日のJ1ファーストステージ第5節のベガルタ仙台戦から4名を変更。丸谷拓也、清水航平、宮吉拓実らに加え、佐藤寿人が復帰し、4試合ぶりの出場となった。さらに、この日第一子となる長女が誕生した柏好文もスタメンに名を連ねた。

 広島は8分、左サイドの清水がアーリークロスを供給。それに反応した佐藤がペナルティエリア内に抜け出して、左足ボレーで合わせるが、シュートは枠の右に外れた。35分には、清水の落としを受けた塩谷が、エリア手前からダイレクトでミドルシュートを放つが、これも枠の右に逸れた。

 試合は前半終了間際に動く。広島は45分、佐藤のスルーパスでエリア内左に抜け出した宮吉が、右足シュートをファーサイドのゴール左隅に沈めた。宮吉の移籍後初ゴールで広島が先制して前半を折り返す。

 後半に入って50分、清水からのクロスに、ニアサイドに飛び出した佐藤が頭ですらすが、シュートは相手GKシワラックにセーブされる。ブリーラムは57分、ゴール前でこぼれ球に反応したスシャオ・ヌットヌムが左足シュート。至近距離だったが、これはGK林卓人が正面でセーブした。

 58分、高い位置でボールを奪った広島は、宮吉が縦パスを入れると、エリア内中央に抜け出した茶島が左足を振り抜くが、シュートはGKシワラックに阻まれた。59分に、佐藤を下げて皆川佑介を投入。71分には宮吉に代えて柴崎晃誠を送り出す。77分、茶島がエリア内でキープして左足を振り抜くが、これもGKシワラックにキャッチされた。85分にも皆川のポストプレーから、落としを茶島がダイレクトで左足シュートを放つが、枠を捉えられない。

 なかなか追加点を奪えなかった広島だが87分、ついにリードを広げる。丸谷の縦パスを皆川が流すと、反応した柴崎が抜け出す。自らエリア内左まで持ち上がり、右足シュートでゴールネットを揺らした。90分には青山敏弘を下げて、森崎和幸をピッチに送り出す。森崎和はJ1開幕戦以来、公式戦7試合ぶりの出場となった

 試合はこのままタイムアップを迎え、広島が敵地で2-0の勝利。2連勝で勝ち点を「6」に伸ばした。一方のブリーラムは4連敗で敗退が決まった。なお、同日に行われたFCソウル(韓国)と山東魯能(中国)の対戦はスコアレスドローで終了。FCソウルが勝ち点「10」、山東魯能が勝ち点「7」となった。

 20日に行われるACL次節で、広島は山東魯能と、ブリーラムはFCソウルとそれぞれアウェーで対戦する。

【スコア】
ブリーラム 0-2 サンフレッチェ広島

【得点者】
0-1 45分 宮吉拓実(広島)
0-2 87分 柴崎晃誠(広島)

By サッカーキング編集部

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