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浦和、ACL連勝ならず…槙野のハンドでPK献上、10人の浦項に惜敗

2016.03.02

突破を図る槙野智章(左) [写真]=Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループステージ第2節が2日に行われ、浦項スティーラーズ(韓国)と浦和レッズが対戦した。

 9シーズンぶりのアジア制覇を目指す浦和は、ホームで迎えた初戦のシドニーFC(オーストラリア)戦を2-0で勝利し、日本勢としては唯一の白星を挙げた。2月27日に行われた2016明治安田生命J1リーグの開幕節では柏レイソルを2-1で下し、公式戦2連勝を飾った。この日は柏戦から9名を入れ替え、初戦のシドニーFC戦に続いてDF永田充、MF青木拓矢らがスタメンに入った。

 この試合で最初にチャンスを作ったのは浦和。3分、エリア手前で浮き玉を受けた青木が強引にシュートまで持ち込んだ。ボールは枠を捉えたが、ここはGKシン・ファヨンのセーブにあってしまう。

 その後は徐々に浦項がペースを握り始める。16分、シム・ドンウンからパスを受けたソン・ジュンホがラザル・ヴェセリノヴィッチとワンツーパスをつなぐ。リターンを受けたソン・ジュンホがエリア手前からシュートを放ったが、ここは枠の左へ外れた。

 続く20分、相手のシュートをブロックに入った槙野智章の腕に当たり、浦項にPKが与えられる。これをキッカーのソン・ジュンホがゴール左に決め、浦項が先制に成功した。

 まずは追いつきたい浦和。24分に右CKを獲得すると、高木俊幸のクロスボールを那須大亮が頭で合わせたが、ここはGKシン・ファヨンにキャッチされてしまった。その後は決定的な場面が生まれることなく、1-0で浦項がリードしてハーフタイムを迎える。

 後半立ち上がりの47分、浦項が再び決定機を迎える。エリア手前でこぼれ球を拾ったムン・チャンジンがチョン・ウォンジンへパス。チョン・ウォンジンがシュートまで持ち込んだが、ここはクロスバーの左に直撃。浦和はなんとか失点を免れた。

 55分、浦和は同時に3名を代えて勝負を仕掛ける。橋本和、平川忠亮、高木が下がり、森脇良太、石原直樹、興梠慎三がピッチに送り込まれた。

 すると69分、この試合で先制点を決めた浦項のソン・ジュンホが2枚目のイエローカードを受けて退場。浦和は残り時間を数的優位で戦うことになった。

 なんとか追いつきたい浦和。85分、右サイドから駒井善成がアーリークロスを入れると、石原がヘディングシュートを狙ったが、ここもGKシン・ファヨンに防がれてしまった。続く87分、右CKを獲得すると、ショートコーナーから梅崎司がクロスを入れる。ゴール前に飛び込んだ那須が再びヘディングで狙ったが、ここもGKの正面に飛んでしまった。

 このまま浦和は追いつくことができず、浦項に0-1で敗れた。これで浦和は1勝1敗。グループステージ突破に向けて最低でも勝点1を積み上げたかったが、無念の結果となった。

 3月16日に行われる第3節で、浦項は敵地でシドニーFCと、浦和はホームで広州恒大(中国)と対戦する。

【スコア】
浦項スティーラーズ 1-0 浦和レッズ

【得点者】
1-0 20分 ソン・ジュンホ(PK)(浦項スティーラーズ)

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