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讃岐が開幕戦白星…新旧指揮官の対決は讃岐・大嶽監督に軍配

2026.02.08

サポーターの声援に応える讃岐の大嶽監督[写真]=Jリーグ

 新旧指揮官の意地が詰まった対決は“先輩”に軍配が上がった。昨年8月までFC大阪を率いていた大嶽直人・現カマタマーレ讃岐監督と、大嶽前監督の退任を受け、ヘッドコーチから昇格した藪田光教・現FC大阪監督との顔合わせとなった一戦は、13分にカウンターで挙げた先制点を守り切って、讃岐が1-0でFC大阪を下した。昨季のJ3で3位に入り、プレーオフ決勝で敗れてJ2昇格を逃したFC大阪に対し、讃岐は昨季のJ3で17位だったが、今季から指揮を執る大嶽監督が植え付けたハードワークとコンパクトな守備が機能し、速攻を武器とするFC大阪に得点を許さなかった。

 試合後の両指揮官のコメントが対照的だった。

 クリーンシートで讃岐での初勝利を挙げた大嶽監督は「FC大阪は縦に速くてロングボールを入れてきます。スペースがあると、どうしても前に速いので、前半から布陣をコンパクトにして、ボールを中心に選手の距離が前後あまり離れないようにするのが大事だった。(相手の攻撃が)中に入ってくることがなければ、うちの守備は高さもあり、クロスにもしっかりと対応できる。そういう練習の成果が非常に出た。あとはボールを取ったときに、一気にセンターバックの両脇と間というのは背後にスペースがあるので、ショートカウンターになったが、押し返す力でそこを狙って。スタッフと分析して、そこが出せた」ときっぱり。

 一方、押し込むシーンを多く作りながら得点を奪えなかったFC大阪の藪田監督は「(前半から)押し込んではいたが、最後のところのアグレッシブさ、相手にとっての怖さはそんなに与えられていなかったというのがあったので、より積極的にミドルシュートを狙ったり、シンプルにクロスを入れること、それに対してしっかり前線の選手が中に入っていくということをハーフタイムに伝えた。自分たちはいい試合をするためにこの試合を戦っているのではなく、勝点3を取ることが大切。そこは次の試合で、より厳しくやっていきたい」と口にした上で、「(大嶽監督は現役時代)守備の選手だったので、讃岐の選手の守備の意識、最後まで集中を切らさずに守るというのは(大嶽)直人さんのいい部分だと思う。そこを自分たちの攻撃が崩せなかったというのは一番悔しいところ」と残念がった。

 昇降格のない明治安田J2・J3百年構想リーグだが、監督がどうチームを構築していくかは、別物。勝った讃岐、敗れたFC大阪とも球際の激しさと攻守の切り替えの速さを売り物にしたチームとなっているのも興味深い。ある意味、今回のFC大阪-讃岐戦は師弟対決だったとも言える。監督同士の意地のぶつかり合いは、特別大会の見ものの一つには違いない。

取材・文=北川信行

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