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中村憲剛がJFAグロース・ストラテジストに就任…制度改革へ「100%以上の熱意を持って」

2021.04.15

オンラインでの会見に臨んだ中村氏

 日本サッカー協会(JFA)は15日、登録制度改革本部の「JFA Growth Strategist(JFA グロース・ストラテジスト)」に、元日本代表MF中村憲剛氏が就任することを発表した。

 現在の制度は、JFA主催の競技会に参加する現役選手や指導者、審判、一部の運営役員が年度ごとに登録し、日本サッカーの活動を支える基盤となってきた。ただ、その制度における重要課題の抜本的解決や、サッカーを愛する多種多様な仲間が主体者となれる環境づくりを実現すべく、新たな登録制度やメンバーシップ制度の設計を進めている。

 今回、中村氏が参画する「登録制度改革本部」はこの制度改革を主導していくもの。JFAによると、同氏には昨シーズンまでの18年に渡るプロサッカー選手生活を生かし、各種サービスへの助言やサポートというかたちで参加してもらう予定だという。

 同日の就任会見に出席した中村氏は「僕が力になれることがあればと、受けさせていただきました。先ほどキックオフミーティングをしましたが、これまでの経験が生かせる点で僕の中でも核心に近いところがあります。やらないよりやってみる、言わないより言ってみる精神で、日本サッカーを盛り上げるために頑張っていきたいと思います」とコメント。

 また、6歳から34年間サッカーを続けてきた中村氏も登録制度の利用者だったが「僕自身、小学1年生からサッカーをしていて、その時には選手登録をしていました。しかも引退するまで、ずっと同じ番号で。でもその事実を知らなくて、引退して登録が解消されたことも知りませんでした」と自身の経験も踏まえて、制度の印象についても語った。そして「学生時代からの経験と、今親として見ている経験があります。サッカーは上のレベルでやれる子だけが楽しんでいいスポーツではないと思っています。どれだけサッカーを愛し続けてもらえるか。それを変えられるのは協会しかありません。僕自身、100%以上の熱意を持ってやりたいと思います」と意気込みを示している。

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