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ロシアで活躍するスター選手の“超絶テク”を徹底解剖…ドリブルデザイナー岡部将和がスーパースローで完全再現

2018.06.22

4年に一度のサッカーの祭典では、スター選手たちが一流の技を武器に世界一を目指して競い合う。ただ、世界トップクラスの選手が繰り出す技は、一瞬で試合を見ているだけでは何が起こっているのかよく分からない。そこで今回、ネイマール、ロナウジーニョ、ジーコなど、数多くのスター選手やロシアで活躍する日本代表選手と共演してきた“ドリブルデザイナー”の岡部将和さんにスーパープレーを再現してもらい、Galaxyの最新スマートフォン『Galaxy S9』のスーパースローモーション機能でその技を撮影した。“細かすぎて伝わりにくい”スター選手の妙技も、スーパースローで見ると一目瞭然。スーパープレーを再現するために重要なポイントについても解説してもらった。

文=MCタツ
写真=野口岳彦
撮影場所=キャプテン翼スタジアム横浜元町

4つの技の解説

 

スーパースローだから分かるリズムのずらし


ブラインドターン/Blind Turn
「自分の右足と右半身を使い一瞬相手の視覚からボールを遮って、左足でターンします。スーパースローモーションで撮影すると、どの瞬間に相手からボールを隠したか説明できるのでありがたいですね。普通のスロー撮影だとプレーが速すぎて、大事なところが撮れていないことが多いんです。スーパースローモーションだと右足、右肩を使ってボールを隠しているのがよく分かると思います。この技はポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドがよく使う技です。特に彼が若いころに、よく使っていました。技のポイントは「1」でボールを右足で前に出して、「2」で左足で切り返すのですが、「1」で前に出す時に、相手に本当に縦で行くと思わせるモーションが大事です。そして、リズムも重要です。1、2と単純なリズムで相手に読まれてしまうので、1、ウン2と間に『ウン』を挟んでリズムずらすことで抜きやすくなります。少し分かりづらい説明かもしれませんが、スーパースローの映像を見ていただければ、この“ずらしたリズム”も感じることができると思います」

 

大事なポイントはボールを触っていない足


シャペウ/Chapeu
ネイマールやコウチーニョがよく使う足技ですね。特に、ネイマールが頻度高く見せてくれます。この技のポイントは、ボールを空中に上げる瞬間です。筋肉を使って力まかせにボールを上げようとすると、ボールはなかなか高く上がりません。ボールを上げる瞬間は少し足を曲げた状態から『ピン』と足を伸ばしてバネを使ってボールを浮かせると高く上がります。その際ボールを触っていない軸足は、ほんの少しだけ浮かして後ろに引きます。ボールを浮かせる足と、軸足を後ろに引くタイミングは同時ではなく、軸足を引くほうが少し遅いタイミングになります。映像を見てもらうと本当によく分かると思いますので、左右両足に注目してみてください。特に軸足は浮いているか浮いていないかは、スーパースローモーションでないと分からないごくわずかな動きです。一度ボールを前に出して、相手にボールをさらして食いつかせてからボールを引くことで、前に重心をかけさせてから相手の裏を取ることで抜き去ることができます」

 

最も速いフェイント


エラシコ/Elastico
「最近ではブラジル代表のウィリアンがよく見せる技です。アウトサイドでボールを触って、同じ足のインサイドを使って一瞬で方向転換する技です。このスキルも最初のアウトサイドのタッチでどれだけ本物っぽく見せるかが大事です。ポイントはひざです。足先ではなくひざから先に出すことが、この技の成功率を上げるポイントになります。足先で先にボールを触ってしまうと、体がボールを後から追いかけるような体勢になってしまいます。ひざから出すと、楽にインサイドでコントロールしやすくなります。エラシコは、今日の撮影の中でも一番速いフェイントです。プレーが速すぎて映像に収められないため本気のスピードでできない時があるんです。今回、スーパースローモーション撮影のおかげで本気のスピードでしか入れられない動きもきちんと撮れていたので嬉しかったです」

 

スーパースローでしか伝わらない究極の技


ニンジャ/NINJA
「この技はまだ名前がなかったんですが、今日『ニンジャ』という名前にしちゃおうかな、と(笑)。これは、メッシしかやっている選手を見たことがありません。非常に細かい話になりますが、両足で小さくその場でジャンブして重力を活用して、下に発生した力を走る初速に付け加える動きです。片足でやると力が逃げてしまいますし、選べる方向が一方になってしまいます。両足で同時に飛ぶことで、相手の動きを見てどちらでも好きな方向に行くことができます。普通、重心を下げる時は体全身を使って両足でステップを踏んで体を整えてから一気にスピードをあげますが、メッシの場合は止まった状態で、両足が浮いているか浮いていないか分からないぐらいのジャンプで整えることができるんです。これもスーパースローでないと分からないシーンだと思います」

 

スーパースローカメラだからこそわかること


――改めてGalaxy S9で撮影してみた映像をご覧になってみていかがでしたか。

「本当にびっくりです。凄すぎます。今まで自分は1秒間で240フレームで撮っていたのですが、それでも結構大掛かりでした。それが、このスマホ1台で1秒間に960フレームが撮影できてしまうなんて半端ないですよ! 今日『ニンジャ』という技に挑戦したのですが、自分でも、しっかり再現できているか分からない点もあったんですが、このGalaxy S9のスーパースローモーションのおかげで色々と分かりました。自分の中でなんか上手くいってないなと感じた時はスーパースローで見返すとやっぱり体の動きがちゃんとできていませんでした。逆にこれは上手くいったなと思った時は、スーパースローで見返すとしっかりその動きができているんですよね。動きの良し悪しがスーパースローだからこそひと目で分かるという点は本当にありがたいですね。これからは今日撮影した動画を見ながら練習していきたいと思います」

――岡部さんのようにドリブルを専門している方だけでなく、親子でサッカーを練習している方でも使えそうですね。

「ものすごくおすすめです。公園やグラウンドで大掛かりな機材で撮影するのは難しいじゃないですか。Galaxy S9なら、簡単に撮影できますからね。しかも、モーション検知でタイミングを合わせなくても、被写体の動きを捉えて自動で撮影開始してくれるので取り逃がさないのがいいですね。サッカーの練習だけでなく走っている姿やドリブル姿勢をスーパースローモーションで撮ると、良かった点、悪かった点が本当によく分かりますから。また、子供たちもスーパースローの映像を自分で見ることで確認できることがたくさんあると思います」

――岡部さんがGalaxy S9を気に入ってくれたことは撮影中も伝わってきました。

「今日の撮影は2時間ぐらいでしたが、スーパースローの映像がとても面白くてあっという間でした。撮影しているカメラマンも本当に楽しそうに撮影してくれているのが印象的でした。正直2時間の撮影ではものたりないぐらいで、まだまだ色んな技を撮りたい気持ちでいっぱいです。自動的にBGMをつけてくれたり編集からSNSへの投稿や家族や友達に共有も簡単です。この1台あるだけで何時間も楽しめそうだなと思いますので、みなさんにもおすすめです。僕も買います

ドリブルデザイナー 岡部将和
様々なドリブル技術を個人に合った形にデザインし「誰でも抜ける」ドリブラーにするドリブル専門の指導者。「99%抜けるドリブル理論」を持つ。ネイマール、ロナウジーニョ、ダービッツなど世界屈指の選手たちと共演し、原口元気、乾貴士、宇佐美貴史といった日本代表アタッカーも指導している。SNS動画再生回数は8000万PV以上。Facebookのフォロワー数は約45万人(2018年3月現在)。座右の銘は「チャレンジする心」。
 


デュアルカメラ搭載で約6.2インチの「Galaxy S9+」(左)とコンパクトで持ちやすい約5.8インチの「Galaxy S9」(右)

Galaxy S9 │ S9+についての詳細はこちら

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