2018.06.08

歴史的1勝を得るも…。ソサイチ(7人制サッカー)選抜チームが初のイタリア遠征へ

ソサイチとは南米発祥の7人制サッカーで、ポルトガル語の「社会・社交的・共同体」を意味する「SOCIETY(ソサエティ)」が語源。ソサイチでより良い社会へ。

ソサイチ選抜KANTO

 一般社団法人日本ソサイチ連盟は、5/23(水)~29(火)の期間において「ソサイチ選抜KANTO」を組織しイタリア遠征を実施。現地で毎年開催されているイタリア7人制サッカー全国大会「Finali Scudetto LNCA 2018」へ日本チームとして初めて挑んだ。

 関東エリアで開催されたセレクションにて選抜された選手でチームを結成。遠くは京都からチャレンジする選手など、熱い気持ちを持った選手達が集結。国内トレーニング強化試合といった国内活動を経て、イタリア遠征へ臨んだ。

 普段は異なるチームで活動している選手同士ということもあり、国内トレーニングの序盤では打ち解けるまでに時間がかかっていた選手達だったが、ソサイチ関東リーグ所属のPHLCO SCとのトレーニングマッチやトレーニングを通じて徐々にチームとしてまとまりが見られるようになっていった。

 日本ソサイチ連盟の選抜チームによる欧州への遠征は、2015年のスペイン遠征から数えて今回で計4回目。過去3回はスペイン7人制サッカー全国大会に出場しているが、未だ一勝も挙げられておらず引き分けすらないのが現状だ。

 滞在先のチェゼーナは元サッカー日本代表監督のザッケローニ氏の出身地ということもあってか、突如現れた日本人チームを非常に好意的に受け入れてくれた。大会前日には急遽ザッケローニ氏本人とも面会し、選抜チームを率いる渋澤監督が激励のメッセージをもらうなど最高のモチベーションで大会へ臨んだ。

 予選は5チーム中上位2チームが決勝トーナメントへ進出できるレギュレーション。

 初戦、緊張で硬さも見えたが、目の前のプレーに集中できていた。GK間野、キャプテン大橋、小井戸のDF陣が堅実な守備で相手の攻撃の芽を摘みカウンターでチャンスを伺う。終盤に差し掛かり0−0の均衡を破ったのは、それまでいくつかの決定機をモノに出来ていなかった野口。試合終了間際に訪れた10番による値千金のゴールで初戦を1-0と最高の形で終える。欧州での歴史的勝利の瞬間であった。

 予選2戦目は、またしてもDF陣の奮闘で無失点を維持するも、決め切れずスコアレスドローとした。

 勝てば決勝トーナメント進出が確定する3戦目。序盤、選手達は躍動する。米山のゴールで早々に先制。その後相手DFのOGもあり早い時間帯に2点のアドバンテージを得る。しかし、一度は心が折れたように見えた相手チームが持ち前のフィジカルを武器に終盤にかけ一気に攻勢を強め、勢いに押され立て続けに3失点。そのまま逃げ切られ、まさかの大逆転負けを喫した。

 予選4戦目。勝てば決勝トーナメント進出に望みをつなぐことができる試合。気持ちを入れ替えて臨んだが先制点を許してしまう。疲労で足をつる選手も出る中、最後まで諦めることなく懸命にボールを追いかけた結果、渕上のゴールで同点に。しかし、その後勝ち越しのゴールを挙げられずそのまま試合終了。ソサイチ選抜KANTOは初のイタリアでの挑戦を終えた。

 レフリーの笛。相手選手の執拗な抗議。あの時決めていれば。あそこでもっと寄せていれば。「たられば」は言えばキリがないが、きっと足りないのはそういった部分だったのだろう。
歴史的1勝を手にできたことは誇りに感じ、予選突破出来なかった悔しさは課題として、個々の次なるステージでの成長の糧にしてほしい。

 サッカー先進国、W杯優勝国のサッカーと文化に触れ、気候も言語も日本とは何もかも違う場所での経験は、選手個々の今後の人生においてもかけがえのないものとなったはずだ。

 過去の選抜メンバーには、このソサイチ海外遠征をきっかけにプロ選手としての道を切り拓いていった者もいる。「選手として、またひとりの人間として、今回のこの活動を個々の次なるステージに活かしてもらえたら、これ以上の喜びはない。またどんな形であれ、これを機会にさらに飛躍していくことを願っている。」と日本ソサイチ連盟スタッフは選手たちへメッセージを贈った。

 一般社団法人日本ソサイチ連盟では各地域ごとに定期的に選抜チームを結成・発足。海外への遠征活動を行いソサイチの普及に努めている。

―――
【Finali Scudetto LNCA 2018】
■予選①
vs twin style(1-0)
得点者:野口
■予選②
vs FC Albania(0-0)
■予選③
vs Paratina(2-3)
得点者:米山/OG
■予選④
vs T.Diglio Caserta(1-1)
得点者:渕上
―――

 南米発祥と言われるソサイチは、ポルトガル語の『society(ソサイチ=社交、社会の意)』が語源で、主にコミュニティの交流や社交を目的として楽しまれてきたスポーツだ。国内では一般社団法人日本ソサイチ連盟が2006年から競技の普及活動を行っており、2017年には関東/関西/東海/北海道の4地域で公式リーグが開幕するなど、ここ数年で飛躍的に認知度が高まっている。年間で開催されているソサイチの大会数は2000〜3000とも言われ、サッカー/フットサル経験者を中心に広く楽しまれている。

 国内では関東/関西/東海/北海道において「FOOTBALL 7 SOCIETY LEAGUE」として長期のリーグ戦がスタート。順次地域を拡大していく構想があり、全国へその輪が広がっている。東北地域の開催も間近に控えている。

 日本ソサイチ連盟はソサイチ公式リーグの開始に伴い、長年活動してきた今回のような「選抜チーム」とは別組織として、リーグ参戦選手のみから招集される「ソサイチ日本代表」を組織している。

 2018年5月より、東京都調布市に日本初となるソサイチに特化したスポーツ施設「J-SOCIETY FOOTBALL PARK 調布」をオープン。ソサイチに限らず様々なスポーツを楽しめる施設、普及の拠点として益々力を注いでいる。

 エンジョイプレーヤーから競技志向のプレーヤー、年齢、性別、国籍など関係なく、「誰もがいつでも気軽に楽しめるフットボール」として、日本ソサイチ連盟は“ソサイチ”の益々の普及・発展を今後も推し進めてく。

ソサイチ海外遠征レポート記事

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