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【レポート】自分のボールの置き位置を見つけ出す!第3回トラウムトレーニングセミナー

2016.11.29

 9月、10月に開催された「風間八宏監修! トラウムトレーニングセミナー」が大好評につき11月20日(日)に再び開催された。今回も現役プレーヤーや、指導者の方々が参加し、「頭が変わればまだまだサッカーは上手くなる」ということをテーマに行われた。

 講師を務めるのは、トラウムトレーニング総監督 内藤清志氏。筑波大学蹴球部で活躍後、風間八宏氏の下で同部トップチームのヘッドコーチを務める。4年間その指導を学び、風間監督退任後はトップチームの指揮を執った。2010年、トラウムトレーニング設立時より子ども達の指導に携わり、多くの支持者を得てきた。風間氏は内藤氏を、「大切なことをしっかりと伝えることに長け、粘り強く選手達に接することができる指導者」と評する。今ではトラウムトレーニング総監督、TRAUM SV(ジュニアユースチーム)監督、つくば校ヘッドコーチを任されている。

 まずは座学講義が実施され内藤氏は「“身体”“技術”“頭”この3つのスピードを速くすることを前提に子どもたちへ指導をしている」とトラウムトレーニング内で共通理解されている言葉の定義について語った。そして、今回のテーマである「頭を変える」ことを意識するため、「サッカーがうまくなるとは」など抽象的な質問をしサッカーの問題を具体化する作業を行った。

 子どもたちにサッカーを指導する上で、次にどんなプレーにも移れるボールの位置、つまり、自分の置き場所を見つけることが大事だと強く語る内藤氏。トップ選手の動画を使って、自分の置き場所にボールを置くことで、自分の意思をボールに速く伝えることができ、相手の対応によって臨機応変に対処することができると解説した。

 実技講義では座学で学んだ「自分のボールの置き場所」を見つける為の練習から始まった。内藤氏と今回のアシスタントコーチの飯田優二氏によって行われた対面のパスでは、お互い足元にボールが吸い付くようにピタッと止まり、さすがの技術を見せた。受講者も指導者の方が多く、対面パスではうまく止められていたが、少し動きの入った練習メニューになるとうまくトラップが出来なかったり、スムーズにパスが出来なかったりするシーンが散見された。そんな時に内藤氏は「ボールに合わせて、自分の身体を動かして対応する」など具体的なアドバイスを送っていた。

 セミナー後に行われたアンケートでは「ボールコントロールにこんなにこだわってプレーしたことがなかったので、新しい刺激だった」や、「うまくなる=スピード。現代サッカーではとても重要だと感じました」などの感想が挙げられ、セミナーの満足度も高かった。

 今回と同様の内容で12月11日(日)に第4回トラウムトレーニングが開催される。子どもたちへより深い指導がしたいという指導者の方や、まだまだサッカーがうまくなりたい方。定員が限られているので是非お早目のお申込みを。

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