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【レポート】最初の受注は8枚のシャツから。社長が語るSVOLMEのブランド戦略

2016.09.02

 8月30日(火)に東京都八丁堀のFootball★Plazaで、サッカーキング・アカデミーSVOLME 特別トークセッション『社長に聞く! 日本発! 創業10年目を迎えた「SVOLME」の挑戦』が開催された。

 登壇したのは、株式会社VOLUMEの代表取締役 渡邉祐二氏。小学生の頃からサッカーを始め、中学生の時に全国大会に出場。高校は名門、國學院久我山高校サッカー部に入部する。大学・社会人とサッカーを続け、20代前半まではサッカー浸けの日々を送る。その一方で学生時代から好きだったファッションの世界へ進むため、國學院大学を卒業後、文化服装学院に入学。その後アパレル会社で経験を積み、2006年に株式会社VOLUMEを設立し、今年で創業10年目となる。
 トークセッション形式で行われた今回、MCはサッカーキング統括編集長の岩本義弘氏が務めた。

 大学時代はサッカー部に所属していた傍ら、趣味で洋服作りもしていたという。「とにかく洋服が好きだったので、大学を卒業してから専門学校に行って勉強したいと思いました。あと、学生時代にさまざまなアルバイトをする中で、仕事選びに対して明確に“これがやりたい”と思えたことも大きかったです」と。

 また創業時について「ブランドのロゴを作って、服を作って、売るために営業をして…」と渡邉氏は思い返しながら語った。「店舗での最初の受注は8枚でしたね(笑)不安なことも多かったけれど楽しくやっていました」。このエピソードに参加者は驚きの表情を見せた。現在でこそ、多くのサッカーやフットサルプレイヤーの支持を得ているSVOLMEだが、創設時には多くの苦労もあったという。

 トークセッションが進む中で、話は渡邉氏のデザインへのこだわりに及び、実際にSVOLMEのウェアを手に取りながら丁寧に説明した。「デザインに対するこだわりは“自分が着たい服”というのが第一にあります。ただ、お店で売れないといけないことを考えると、店舗で目を引くためにデザインやロゴの配置を工夫しています。あとは自分が買い物をしている時も、無意識に買った商品を“なぜ買ったのか”と振り返って考えたりしますね」。このこだわりがブランドの礎となっている。MCの岩本氏も「SVOLMEのシャツを初めて見たとき、デザインやカラーにとてもインパクトがありました」と話す。VOLUME社創設時の他社が展開するサッカーウェアは、単色でシンプルなものが主流だった。そこにカラフルでデザイン性の高いウェアをSVOLMEが先駆けて提供したことで、新たな流れが生まれた。

 トークセッションの最後には、現在のVOLUME社の取組みについても語った。「我々が掲げているのが“スポーツを通じて健康と幸せを提供する”ということ。現在取り組んでいるランニングもその一つです」。8月28日(日)に行われた北海道マラソンでは、特別協賛として大会参加者にSVOLME製オリジナルランニングシャツを提供。渡邉氏自身も大会に参加し、北海道の地で汗を流した。

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 トークセッション終了後には懇親会が行われた。懇親会には渡邉氏以外のVOLUME社員も加わり、参加者との交流を深め、皆満足した表情で会場を後にした。

サッカーキング・アカデミー

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