2015.03.31

『adidas UEFA Young Champions 2015』…関西大会を制したのは滝川第二高校

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 3月27日、『adidas UEFA Young Champions 2015 日本代表選考会』の関西大会が大阪府堺市のJ-GREEN堺で開催された。

 同大会には西日本の16チームが参加。「憎まれるほど強くなれ」というテーマの下、14歳から16歳の選手が5対5のミニゲーム形式で試合を行った。

 まず、午前中に4チームずつ4組に分かれて予選リーグを実施。各組の上位2チームとなった野洲高校、ディアマンテFC-A、興国高校B、崇徳高校A、滝川第二高校、アスペガス生駒、興国高校A、ディアマンテFC-Bの8チームが、午後からの決勝トーナメントに挑んだ。

 決勝戦に駒を進めたのは安定した強さを発揮する滝川第二高校と、同校対決となった準決勝で興国高校Aを破った興国高校B。試合は滝川第二高校がカウンターから畠中康希選手が決めて先制。さらに右サイドで鋭いドリブルを繰り出す大矢啓太選手が追加点を奪ってリードを広げる。その後もカウンターから山田裕也選手と辻本竜選手が得点を決めて、前半を折り返した。

 4点差となった興国高校Bだがモチベーションは衰えない。ピンチの場面ではGKの松下弦太選手が好守を連発。アグレッシブなプレーで次第に流れを引き寄せていくと、高い位置でボールを奪ったカウンターから、最後は角脇世文選手が決めて1点を返す。その後も興国高校Bは攻勢を仕掛けてチャンスを迎えるが、滝川第二高校も落ち着いた試合運びで主導権を渡さずに試合終了。6試合で38得点と圧倒的な強さを見せた滝川第二高校が関西大会のチャンピオンに輝いた。

 キャプテンを務めた畠中選手は「まずは楽しく、全員で盛り上げていこうと話していた。そこはどこにも負けていなかったし、それが結果にもつながった」と勝因を語った。チャンスやピンチの場面では、プレーしていない選手からピッチ内に向けて常に称賛や激励の声が飛ぶなどチームの一体感が溢れていた。また、藤森大介監督は「前日に、Fリーグのデウソン神戸でプレーしているOBの森洸と神戸洋平にフットサルの戦い方やセットプレーのやり方などを教えてもらったんです」と卒業生のバックアップがあったことを告白。実際にCKからゴールが決まるなど、準備が功を奏した。

 また、決勝戦ではアディダスのスポーツウェアラブルシステム『miCoach elite(マイコーチ エリート)』を両チームの選手が装着。これは心拍数やスピードや走行距離といったデータがリアルタイムで数値化されるシステムで、国内では横浜Fマリノス、国外ではレアル・マドリーやバイエルン・ミュンヘンで導入されている。今大会ではピッチ脇に設置されたモニターにデータが表示され、実況のDJ JUMBOこと中村義昭氏と解説のセルジオ越後が「○○選手は試合前なのに心拍数が高いですね。緊張しているのかな?」などのトークで場内を盛り上げている。

 大会MVPには滝川第二高校の大矢選手と、興国高校Bの鱧谷太亮選手が選ばれた。2人は、4月2日に神奈川県横浜市のマリノスタウンで開催される関東大会で選ばれた4選手とともに『adidas UEFA Young Champions 2015 日本代表』として、UEFA チャンピオンズリーグ 2015 の決勝の地であるドイツ・ベルリンで6 月に開催される世界大会へと参加する。世界大会では日本を含めたドイツ、アメリカ、ブラジルからの 4 カ国の選抜チームと世界一をかけて争い、UEFA チャンピオンズリーグ決勝戦も観戦する予定だ。

 大矢選手は11人制のサッカーでもサイドアタッカーとしてプレーしており、この日もサイドでスピードと技術をコンスタントに発揮してチームに勢いをもたらしている。中学時代に在籍した刈谷81FCではフットサルの経験があり、全日本ユースフットサル大会にも出場したという経歴を存分に発揮していた。「関西代表として世界大会へ行くからには全力でプレーする。夢であるプロ選手になる為に、とてもいい経験になると思う。ずっと取り組んできたドリブルやテクニックがどれだけ通用するのか、やってみたい」と意気込む。

 鱧谷選手は多くのピンチを防ぐなど気迫あふれるプレーで守備を支えた。普段はCBを務めており、中盤や前線の選手へのコーチングも欠かさない。決勝戦で敗れたこともあり、この日のプレーには納得がいかない様子だったが「守備でハードワークして、セットプレーで点も取れてチームに貢献できる選手になりたい」と目標を語っており、世界大会での成長を誓っている。

 また、同会場では「There Will Be Haters」キャンペーンを展開するアディダスがHatersブースを設置。出場選手が「Haters(憎まれもの)」のポーズをとって写真を撮影し、その中から一番「Haters」らしさを表現している選手に「Haters賞」が贈られた。受賞した4選手には日本代表の武藤嘉紀選手らの直筆サイン入りスパイクがプレゼントされている。

 表彰式でセルジオ越後氏は「日本代表の選手も、君たちと同じ年齢の頃があった。大きな夢を追いかけたいという気持ちがなく、漠然とサッカーをしてしまう選手が多いが、“大会で優勝したい”という時だけじゃなくて普段の練習から強い気持ちを持って欲しい」と参加者全員にエールを送った。

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