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G大阪のACL展望。2度目の戴冠へ…宇佐美「自分たちのスタイルを貫くことを考えたい」

「自分たちのサッカー、技術を信じる」ことが優勝につながると話す宇佐美 [写真]=鷹羽康博

 Jリーグ王者としての称号を手に、ガンバ大阪は今シーズン、3年ぶりの出場となるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の戦いに臨む。今回、G大阪が属するグループFの顔ぶれは、昨年の韓国Kリーグのカップ戦王者である城南FC、タイのプレミアリーグ王者ブリーラム・ユナイテッド、そして先日17日に行われた東地区プレーオフを制した中国Cリーグの広州富力。この3チームとホーム&アウェイ方式で6試合を戦い、上位2チームがトーナメント方式のノックアウトステージに進出する。

 G大阪は過去、同大会に6度出場。2008年にJクラブとして史上2チーム目となるACL制覇を実現して以降、09年、10年、11年は3年続けてグループリーグを突破するも『ラウンド16』の壁を打ち破れず、敗退。また12年は、初出場の06年以来となるグループリーグ敗退となった。ただし、試合環境も含めて国内戦とは様々な違いが見られる同大会をクラブとして何度も経験してきたことは、今年3年ぶりの同大会を戦う上で大きなアドバンテージになるはずだ。09年から3年連続、同大会を経験してきたFW宇佐美貴史は、その経験を生かして『アジア』を勝ち抜く策を既にイメージしている。

「近年のACLを観ていても、技術面やボール扱いのうまさ、アイデアでは確実にJクラブのほうが他国のクラブより長けている。にもかかわらず、当たりの激しさやコンタクトの強さを多用してくる国が多い中で、相手の勢いにのまれて試合のペースを奪われ、自分たちのサッカーを出し切れずに終わっていることが多い。でも、サッカーって、本来ボールを扱う技術で勝っているほうが絶対に勝てるはずですから。そう考えてもガンバはそこを追究すべきというか。相手が大きい、体が強い、フィジカルがあるから、そこに対抗できるサッカーをしようではなく、相手がどんなサッカーをしてこようと、まずは自分たちのサッカー、技術を信じて、90分間スタイルを貫くことを大事に考えたい」

 加えて、宇佐美はJクラブとACLで対戦するクラブとでは戦い方、ストロングポイントに大きな違いがあることから、チームとして戦い方に幅を持たせて臨むことの必要性を強調する。

「アジアのチームは総体的にボールの扱いがそこまでうまくない分、バンバン、ロングボールを蹴ってくるチームも多い。でも、だからこそ『それに競り勝とう』と対抗するのではなく、相手が蹴ってくるなら、こちらはよりボールを回そうという意識を持てばいいし、逆にJリーグの試合ではボールを回すのがうまいチームもいるだけに、回す意識を持ちながらも、どこかでショートカウンターを仕掛けるとか、縦パス一本で簡単に崩すとか。クロスボールを放り込んでこぼれ球を狙うのも得策かもしれないし、アジアでは通用しにくいパワープレーも、有効になるかもしれない。そうした大会に応じた戦い方の幅を持てるようになることは、両方を勝ち抜く上でも大きな力になる。今年はそこをチームとして追究したい」

 G大阪のACLはJリーグ開幕より一足早く、2月24日、ホーム万博での広州富力戦で幕を開ける。リーグ戦を勝ち抜く上では、ホームで『勝ち点3』を得られるかが明暗を分けるポイントの1つでもあるからこそ、是が非でも白星発進といきたいところ。どのJクラブも成し得ていない、2度目の『ACL制覇』実現のためにも。

文=高村美砂

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