2015.02.04

鹿島が福岡に勝利し「Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップ」の宮崎ラウンドを制す

鹿島
ニューイヤーカップ・宮崎ラウンドで優勝した鹿島 [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

 3日に行われた「2015Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップ」で、アビスパ福岡と鹿島アントラーズが対戦した。

 今大会初出場となる福岡は昨シーズンまでの主力選手に新加入組を加えた布陣。一方、1日の初戦で大分トリニータに5-2で大勝した鹿島は、AFCアジアカップ2015に参加していた柴崎岳、昌子源、植田直通の3選手がスタメン出場した。

 試合は開始早々に動いた。7分、鹿島はカウンターからのスルーパスに抜け出した高崎寛之が右サイドを突破。そのまま豪快に右足を振り抜いてニアサイドにシュートを叩き込んで先制点を奪った。

 出足をくじかれた福岡だったが、その後は前線からのプレスに加えてパスの出先をしっかりと抑え、最終ラインからFWまでをコンパクトに配した3-4-3システムを披露。個人技で上回る鹿島にいなされるシーンはありながらも、井原正巳監督も「5バック気味になってしまう場面もあったが、守備ではある程度やりたいことはできた」と手応えを感じていた様子だった。

 この日がキャンプ最終日となった鹿島は、フィジカル面を追い込んだ状態で試合に臨んでいることもあって、やや動きが重い。ボールを奪った後も攻守の切り替えが遅く、守備的な福岡を崩し切れない。

 それでも個の力では鹿島が上だった。38分に右サイドから西大伍が入れたアーリークロスにニアサイドで複数の選手が潰れ、逆サイドへ流れたボールをオーバーラップしてきた山本脩斗が頭で押し込んで追加点。リードを2点に広げて前半を折り返した。

 前半に攻撃面で良さを出せなかった福岡だったが、後半は途中出場した選手が持ち味を発揮。左FWに入った金森健志へボールを預けることで攻撃のバリエーションが増え、いい形でトライアングルを構築するシーンが何度も見られた。また、59分に右MFに投入された三島勇太は徐々にフィットして鋭いクロスを連発。そこに同じく途中出場した中原貴之が豪快に飛び込んで頭で合わせるシーンもあった。

 ただし、鹿島は昌子が「チームとしても個人としても無失点にこだわった」と言うように、キャンプの疲労が残る中でもフィニッシュは許さず。しっかりと要所を締めて2-0で勝利を収め、昨シーズンのJ1で3位に入った実力を見せて「2015Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップ」の宮崎ラウンド優勝を決めた。

 試合後のセレモニーでは鹿島に優勝カップが授与され、主催のスカパーJSAT株式会社から賞金300万円、副賞として公益財団法人みやざき観光コンベンション協会から「スポーツランドみやざき賞」として「みやざき地頭鶏10kg」、みやざき中央農産物ファン拡大事業委員会から特産品の「完熟金柑たまたま エクセレント」が贈られた。

文=青山知雄

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