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女子フットサル最高峰の大会「トリムカップ」で大阪府選抜が初載冠

2014.03.31

兵庫県選抜を破って大会初制覇を果たした大阪府選抜 [写真]=海野伸明

SK0331_trimcup_001 3月28日から30日の3日間、日本一の女子選抜チームを決める戦い「トリムカップ2014 第6回全国女子選抜フットサル大会」が行われた。全国の47都道府県が参加し、各地域での予選を勝ち抜いた12チームが岩手県花巻市に集結。例年通り12チームを4チーム3グループに分け、各グループ1位と2位チームの一番成績の良いチームがワイルドカードとして準決勝に進出する。予選リーグは大阪府選抜、東京都選抜、兵庫県選抜が首位となったが、この3チームは昨年大会と同じ顔ぶれだった。注目のワイルドカードは高校生、大学生を中心に奮闘した福井県選抜が獲得した。

 準決勝は兵庫県と大阪府が勝利し、トリムカップ初の同一地域同士での決勝戦となった。試合は気持ちの強いチーム同士のぶつかり合いで白熱していた。兵庫県が優勢の立ち上がりを見せたが、2分に大阪府のエース三宅由真のミドルシュートが決まって大阪が先制。その後、両チームが高いスキルを見せる激しい攻防を繰り広げると、観客席からは何度も歓声が沸き上がっていた。

 後半に入っても攻め続ける兵庫県に対して、大阪府がディフェンスラインを低くし、集中した守りからカウンターを狙っていくという展開になっていた20分(試合は15分ハーフのプレーイングタイム)、一瞬の隙を突いたプレーで大阪府のキャプテン尾崎永里子が追加点を奪ってリードを2点と広げた。

 すると25分、兵庫県選抜は天満舞のゴールで1点差とすると、勢いそのままに怒涛の攻撃を見せていく。しかし、自陣に釘付けとなっていた大阪府が集中した守備で兵庫県の再三のシュートに耐えていた。そして残り1分を切った試合終盤、大阪府はGK山本彩加が得意のスローをディフェンスラインの裏に投げ込むと、そこに走り込んだ尾崎が受け、間合いを詰めてきたGKの頭上を抜く絶妙なループシュートで貴重な追加点を奪ってタイムアップ。大阪府が大会連覇中だった兵庫県を撃破し、トリムカップ初優勝を飾った。

■大阪府選抜・藏内茂監督
「正直優勝できるとは思っていなかったが、選手たちがよくまとまり、勢いに乗れたことが勝因だったと思う。初優勝でたが、決勝の兵庫県選抜の他にも強豪チームがたくさんあります。常にチャレンジャーの気持ちを持って来年の大会も挑戦していきたい」

文・写真=海野伸明

トリムカップ2014 第6回全国女子選抜フットサル大会
2014年3月28日(金)〜30日(日)
会場:花巻市総合体育館(岩手県)
決勝戦
兵庫県選抜 1-3(0-1、1-2) 大阪府選抜

[順位]
1位 大阪府選抜 ※初優勝
2位 兵庫県選抜
3位 東京都選抜/福井県選抜

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