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【アジア競技大会】ウイイレ日本代表と対峙するライバルたち/中央アジア・東南アジア編

2018.08.18

(左から)カザフスタン代表、ベトナム代表、マレーシア代表©Konami Digital Entertainment

 18日に開幕を迎える「第18回アジア競技大会 ジャカルタ・パレンバン」。今大会はデモンストレーション競技としてeスポーツが採用されており、日本発の大人気サッカーゲーム『ウイニングイレブン2018』(海外名『PRO EVOLUTION SOCCER 2018』)のアジア王者を決める戦いが繰り広げられる。

 日本からは国内予選を勝ち抜いた杉村直紀 選手(SOFIA選手)と相原翼 選手(レバ選手)が日本代表として東アジア地域予選を突破し、見事に本大会出場権を獲得した。そんな日本代表の2人は、本大会でどんなチームと対戦するのか。

 アジア大会の地域予選は東アジア(日本、韓国、香港、モンゴル、マカオ)、南アジア(インド、スリランカ、モルディブ)、西アジア(イラン、シリア、サウジアラビア、ヨルダン)、中央アジア(ウズベキスタン、カザフスタン、トルクメニスタン)、東南アジア(タイ、ベトナム、マレーシア、シンガポール)の各地域に分かれて開催。代表チームは2名で編成され、1vs1、2vs2、1vs1の順番で試合を行い、先に2勝したチームが勝利となる。そして東アジアと東南アジアからは上位2カ国、そのほかの地域からは上位1カ国が予選を突破。そこに開催国のインドネシアを加えた計8カ国が本大会に出場する。

 今回は同予選のなかから、中央アジアと東南アジアの戦いを振り返る。

■中央アジア地域予選
 中央アジア予選を突破したのはカザフスタン代表。ウズベキスタン代表との第1戦ではUtepov Rinat 選手(Rinat_Aktau選手)が1vs1を3-0で制すと、2vs2では1-2で敗れたものの、Kanysh Abykenov 選手(kanysh86選手)が最終戦の1vs1に2-1で競り勝ち、白星スタートを切った。続くトルクメニスタン代表戦ではUtepov Rinat 選手がここでも1vs1で3-0と快勝。勢いに乗ると、2vs2では10-0と力の差を見せつけ、連勝でアジア競技大会出場権を手にした。

 Utepov Rinat 選手はドリブルが上手く、チャンスと見るや積極的に仕掛ける姿勢が印象的。Kanysh Abykenov 選手はセットプレーの強さが目立った。セットプレーに関しては運要素も絡んでくるが、対戦することとなった場合は不用意にFKやCKを与えないことが大事になりそうだ。

■中央アジア地域予選順位
1位 カザフスタン(2勝0敗…勝ち点6)

2位 トルクメニスタン(1勝1敗…勝ち点3)
3位 ウズベキスタン(0勝2敗…勝ち点0)

▼中央アジアピックアップゲーム

 
■東南アジア地域予選
 東南アジアではベトナム代表とマレーシア代表が出場権をつかんだ。ベトナムは初戦・タイ代表との1vs1でDo Thai Thien Phuc 選手(thienPhuc1191選手)が6-0の大勝を飾ると、2vs2でも危なげなく勝利を収める。シンガポール代表との第2戦でもDo Thai Thien Phuc 選手が2-0で1vs1に勝利、2vs2も2-1と競り勝った。

 マレーシアはシンガポールとの初戦、1vs1でMohamad NorHaikal bin Mohamad Noh 選手(alpha_gaming07選手)が苦しみながらも延長戦の末に3-2で勝利を収めると、2vs2では2-0の快勝で白星スタートを切った。ただ、続くタイ戦ではPK戦の末に1vs1で敗れると、2vs2でも2-3と競り負け黒星を喫した。

 ベトナムは2連勝、マレーシアは1勝1敗という状況で迎えた最終戦での直接対決。1vs1ではベトナムのDo Thai Thien Phuc 選手がマレーシアのMohamad NorHaikal bin Mohamad Noh 選手を2-1で下し、突破に王手をかけた。だが、後がないマレーシアが2vs2を3-2で制すと、続く1vs1でもMuhamad Khairul bin Abdul Aziz選手(hanglejen選手)が1-0で勝利し、逆転で勝ち点3を手にした。

 この結果、ベトナム、マレーシア、そしてタイの3チームが2勝1敗で並ぶという大混戦に。そして得失点差でベトナムが1位、マレーシアが2位となり、アジア選手権の出場権を獲得した。

 ベトナムは得失点差12という数字が表す通り、高い攻撃力が特長。多少強引でもシュートまで持ち込む場面が多く、勢いに乗せると手がつけられない印象だ。また、Le Doan Thanh Tam 選手(FigoVN選手)はウイニングイレブンの世界大会『PES LEAGUE』の出場した経験を持つ実力者で、日本にとって強力なライバルとなる可能性がある。一方、マレーシアは浮き玉のスルーパスやサイドからのクロスなど、手堅くシンプルな戦いぶりで予選を突破してみせた。粘り強さもあり、厄介な相手になりそうだ。

■東南アジア地域予選順位
1位 ベトナム(2勝1敗…勝ち点6/得失点差12)
2位 マレーシア(2勝1敗…勝ち点6/得失点差1)

3位 タイ(2勝1敗…勝ち点6/得失点差-7)
4位 シンガポール(0勝3敗…勝ち点0/得失点差-6)

▼東南アジア予選ピックアップゲーム

By サッカーキング編集部

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