画像はナスリ選手がスポーツITソリューション社とマネジメント契約を結んだときに発表されたもの
国際サッカー連盟が主催するeスポーツの世界大会「FIFA eWorld Cup Grand Final 2018」(以下、eW杯)に出場しているナスリ選手(同大会での登録名は「Web選手」)は8月2日、株式会社スポーツITソリューション社とマネジメント契約を結んだと発表した。国内トップ選手として、欧州クラブチームへの移籍を目指す。
同選手は、神奈川県出身の18歳。3年前よりeスポーツの主要競技であるFIFAシリーズのプレイを開始し、今年5月に東京で開催された「明治安田生命eJ.LEAGUE」でベスト4。同年6月にアムステルダムで開催された「EA SPORTS FIFA 18 Global Series Playoffs」では、世界ベスト4に入賞。その結果として、現在ロンドンで行われているeW杯に出場している。
なお、同選手は8月3日、eW杯大会2日目グループCの2試合に出場。英マンチェスターシティ所属のデト選手、優勝候補でアルゼンチン代表のニコラス選手と対戦。善戦するも2敗を喫し、初出場での決勝トーナメント進出はならなかった。試合後、ナスリ選手は、「もっと大会に出て実績を積みたい。できるならヨーロッパのクラブに移籍してみたい。他の選手と同じように(リアルなサッカークラブの)ユニフォームを着てプレイするのは良いなあと思いますね」と欧州クラブへの移籍の希望を明らかにした。
※eW杯とは、国際サッカー連盟が主催する、FIFA(サッカーゲーム)世界一を決めるeスポーツ大会。「バーチャル・サッカーにおけるワールドカップに相当する」と定義しており、世界中で行われる数々の予選を突破した19カ国、32名の選手が8月5日深夜2時(日本時間)からの決勝を目指す。優勝賞金は25万ドル(約2700万円)と非常に高額で、優勝者はFIFA最優秀選手が選出される「FIFAフットボールアウォーズ2018」へ招待されるなど、eスポーツ市場の急成長とを象徴する大会となっている。