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【インタビュー】フィーゴ“監督”がべストイレブンを厳選 『FIFA ワールドクラスサッカー2017』で“最強チーム”に挑戦しよう!

2016.10.30

 FIFA(国際サッカー連盟)が認める“本物”のモバイルサッカーシミュレーションゲームであり、このたび2周年を迎えた人気タイトル『EA SPORTS™ FIFA ワールドクラスサッカー 2017』。欧州最高峰のリーグに所属するFIFA登録選手たちが実名・実写で登場する同タイトルが、元ポルトガル代表MFルイス・フィーゴ氏とのコラボレーションキャンペーンを開始した。

 今回、『EA SPORTS™ FIFAサッカー プライムスターズ』内のイベントに登場するフィーゴ氏に欧州5大リーグ(ブンデスリーガ/プレミアリーグ/セリエA/リーガ・エスパニョーラ/リーグ・アン)の中から、『ルイス・フィーゴ・べストイレブン』を選んでもらった。

 2009年に現役を引退したフィーゴ氏はインテルの幹部を務めるなど、現在はピッチ外を中心にサッカー関係の活動をしている。「私は監督業には興味がない。今後もサッカーに関係した仕事を続けていくつもりだが、ベンチからチームを指揮することはないと思う」と、現時点で現場に復帰する予定はないようだ。

 好みのフォーメーションについては、「どのシステムが適当なのかはどんな選手がいるか、手持ちの選手の特性を生かすためのものになるはずだ」とコメント。「ただ、基本的には4-3-3が好きだな。スペースができるし、特にウイングプレーヤーが活躍する場が増えるしね。しばらくウイングが軽視される時代が続いた。ここにきて、ウイングが注目されるようになって私としては嬉しいけどね。サッカーの最大の魅力はドリブルだからね。ドリブルが多く見られるサッカーが心地よいのは当然のことだろう」と付け加えた。

 さらに「4-1-4-1のシステムも好きだよ。選手の動きがダイナミックになるからね。このシステムで問題となるのが、中盤の底、ディフェンスラインの前に適材がなかなか見つからないということだよ。セルヒオ・ブスケツやアンドレア・ピルロのような選手がいればいいのだがね」とレジスタ役の選手が重要であるという見解を示した。

 欧州のリーグの現状に関しては、「現時点での最強はリーガ・エスパニョーラだろうね。ただ、リーガが今後も長期間トップでいるとは言い切れない。今は最強の選手が集まり、最強のチームが生まれているが、すべては資金力の問題だ。この数年、プレミアリーグに外国からの資金が流れつつある。とてつもなく巨大な資金を蓄えるチームも出現している。このような状況があと3,4年続くようなら、スペイン勢の王座も脅かされることになる。プレミアリーグのチームがチャンピオンズリーグを制する日も遠くないということだよ。欧州リーグの力関係を見ると、リーガ、プレミア、ブンデスリーガ、セリエA、そして、リーグ・アンということになるかな」

「いずれにしても、欧州リーグでプレーする選手の中からで“最強チーム”を作るというのは 相当難しい作業だ。上手い下手ということ以外に、どんなフィジカル、および、メンタルコンディションにあるかが重要なポイントになるからね。私が選ぶベストイレブンには当然、直近のビッグイベント、ユーロ2016でのパフォーマンスが考慮されると思ってくれ」と前置きした。

 フィーゴ氏にはまずGKから選出してもらった。「マヌエル・ノイアーにとって今シーズンは決して最高のシーズンではなかった。だが、この数年のプレーを見る限り、彼がナンバーワンであることに異議を唱える人はいないだろう。ゴールキーパーが必要とするすべての資質を兼ね備えている。足元のボールの処理においても卓越している。エリア外でのボールコントロールに失敗して敵にゴールを許したこともあったが、彼の広い守備範囲は高い評価に値する。安定感、パワー、ポジショニングの上手さ、全てを兼ね備えたGKだ」と総合的な能力からノイアーを選んだという。

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 また、その他のGKについても「ダビド・デ・ヘアは年々安定感を高めている。まだ若いので今後の更なる成長が期待できるだろう。ルイ・パトリシオはポルトガル代表をヨーロッパチャンピオンに導いた。今最も旬なGKと言えるだろう。今夏のユーロでも相変わらずの高い安定性を示したジャンルイジ・ブッフォンも捨て難い。ブッフォンの経験値を評価してセカンドGKとしてベンチに入れるつもりだ」とコメントした。

 次にディフェンスラインの顔触れを見てみる。「右サイドバックは近年のヨーロッパサッカーで人材に欠くポジションだ。全体的レベルも低いし特に際立ったプレーヤーがいないというのが現状だ。その中で、右サイドのスペシャリストではないが、世界最高のユーティリティプレーヤーとしてバイエルンの勝利に大きく貢献しているフィリップ・ラームをあえて選択したい。ラームはインテリジェンスと献身的なプレーが持ち味。空中戦の弱さはポジショニングの良さでカバーしている。クロスの精度は最高のレベル。ユーロ2016には出場しなかったが、今でもドイツ最高の右サイドバックであることは間違いない。ダニエル・カルバハルと比較しても一日の長があると言える」

「センターバックのポジションではチアゴ・シウヴァとセルヒオ・ラモスの2人を選択した。身体能力、空中戦での強さ、ポジショニングの良さのどれをとっても、その能力は抜きん出ている。特に重要な試合、重要な局面での発揮される精神力の強さは特記に値する。レオナルド・ボヌッチ、アンドレア・バルザーリ、ジョルジョ・キエッリーニのユヴェントストリオは私の好きなタイプのDFだが、彼らの最大の武器は3人の密な組織プレー。個々の能力ではチアゴ・シウヴァ、セルヒオ・ラモスにはやや劣っているように思える。控えの選手としては、むしろ、ジェラール・ピケとペペを置いておきたい。特にペペは先のユーロで完璧なパフォーマンを示し、ポルトガル優勝の原動力になった。左サイドバックのポジションではマルセロのプレーが際立っている。時として守備面でミスを犯しがちだが、その攻撃力の高さは捨てがたい。ユーロにおけるラファエル・ゲレイロは多くのポルトガル人にとって心地よいサプライズであったと同時に将来に向けての大きな希望となっている。22歳という若さ、ポルトガルサッカーの未来を背負っていく選手だと言える。ユーロでのパフォーマンスを見る限り、マルセロとの差は縮まったと言える」

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 続いて、フィーゴ氏はMFに関しても明晰な分析を試みてくれた。「中盤の底に誰を据えるか、それが問題だ。私にとってこのポジションの理想はピルロだ。だが、ピルロのような選手を見出すことは日々難しくなっているように思える。最近のサッカーでは、多くの監督がこのポジションに“潰し屋”を据える傾向にあるからだ。中盤の底で攻撃をビルドアップしたり、ロングパスをフィードするようなタイプの選手が減っていることは確かだ。現時点でピルロに最も近い選手はブスケツだろう。ブスケツは相手のパスをカットすることもできるし、パスをフィードして攻撃をビルドアップすることもできる。ポルトガル代表のウィリアム・カルヴァーリョも成長著しいプレーヤーだ。カルヴァーリョは強いフィジカルを生かして相手のボールを奪うタイプの選手。戦術眼に優れ、パスのフィードも巧みだが、基本的には守備の選手。攻守のバランスという点では、ブスケツが優っているように思える」とアンカーの位置にはブスケツを選出。同胞のW・カルヴァーリョについても話してくれた。

 さらに、昨シーズン一気にブレイクした若手選手についても、「同じポルトガル人のレナト・サンチェスにも注目したい。強じんなフィジカルと、巧みなドリブル、さらにユーロでも証明されたシュート力、18歳にして世界の注目を集め、今シーズンはバイエルンでプレーしている。ポルトガル国民が最も注目する選手だ。4-3-3のシステムでのインサイドハーフの役割の重要性は今更言う必要はないだろう。攻守両面で最大限を尽くすというのが基本である」と今後の活躍に期待を寄せた。

 中盤のセントラルハーフについては「現在このポジションの人材は豊富である」と分析。「中で私が最も高く評価しているのがルカ・モドリッチとアンドレス・イニエスタだ。モドリッチは特別にスピードがある選手ではないが、シンプルなボールコントロールで相手DFを抜き去ることができる。前線への飛び出し、巧みなアシスト、高度なテクニックが彼の持ち味。豊富な運動量で守備面でもチームに貢献する。相手のボールを奪うや否や、頭を上げ、50メートルのロングパスをフィードする。今やレアル・マドリードの好守に不可欠な選手となっている。イニエスタは常勝バルサの心臓部とも言える選手。彼の最大の持ち味はイマジネーション。視野の広さから相手DF陣が予想できないパスをフィードする。巧みなドリブル、シンプルなフェイクで相手DFを抜き去る能力もある。バルサに栄光をもたらした選手の一人であり、今もなおバルサ躍進に不可欠な選手である」

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「このポジションにはモドリッチ、イニエスタとは全く違うタイプの2人、ポール・ポグバとディミトリ・パイェの成長が著しい。ポグバはその圧倒的な身体能力と高いテクニックで、移籍市場で最高の値が付く選手になっている。パイェはユーロでも証明されたようにフリーキックの名手。彼のフリーキックを世界一と見なす人も多いようだ。ポグバもパイェも強烈なミドルシュートが持ち味になっている」

 そして、最後はヨーロッパ最強のストライカーは誰かという議論に及ぶ。「前線の3人の選択に迷いはない。ただ、誰をセンターに据えるか、誰を ウイングに据えるかは定かではない。前線の3人には自由に動き、自由にポジションチェンジをしてもらいたいと思っている。クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシの間には強いライバル意識が存在している。強いライバル心があるからこそ、2人は成長し続けていると言える。全く違ったタイプのFWなので、彼ら2人を比較するには無理があるだろう。C・ロナウドはいわば“白トリュフ”、メッシは世界最高の“シャンパン”のようだと言えよう。C・ロナウドは貪欲なまでにゴールを狙う。強靭な肉体から強烈なシュートを放つ。生まれついてのゴールマシーンである。得点力ということに関してC・ロナウドに勝る者はいないだろう。一方、メッシの持ち味はシンプルなフェイントで相手DFを抜き去るテクニックにある。彼が足元にあるボールを失うことは滅多にない。1人でゲームを勝ち取れる選手がいるとすれば、それはメッシ以外にいないだろう」

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「3人目のFWにはズラタン・イブラヒモヴィッチを選んだ。私の目にはイブラは天才そのものに映っている。彼は、所属したチームのすべてにリーグ優勝のタイトルをもたらしている。まさに勝者のメンタリティを体現した選手なのだ。リーグ・アンのパリ・サンジェルマンに移籍した時、『彼はより楽な道を選択した』と思ったが、彼は今夏、マンチェスター・Uと契約し、より厳しい道を選択した。新たな挑戦を試みようとしている。このチャレンジ精神は高く評価されるべきものである。昨シーズン、アトレティコ・マドリードの大躍進に貢献、ユーロでも大活躍して世界のトップストライカーの仲間入りを果たしたアントワーヌ・グリーズマン、メッシとC・ロナウドを抑えてリーガの得点王に輝いたルイス・スアレスなどストライカーの人材には事欠かないが、C・ロナウド、メッシ、イブラの3人に優る選手はいないというのが私の印象だ」と話し、C・ロナウド、メッシ、イブラヒモヴィッチを3トップに据えることに決めた。

 また、チームのキャプテンにはC・ロナウドを選出。「昨シーズン、彼が手にしたタイトルを見れば、彼がチームリーダーの資質があることに誰もが納得するはずだ。ユーロの決勝で負傷退場したが、ピッチサイドからピッチ上の選手を鼓舞した姿はチーム愛そのものを意味していた。夢のチームのキャプテンに相応しい男である」と、ポルトガル代表の後輩を手放しで称賛した。

【ルイス・フィーゴ・ベストイレブン】

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■スターティングメンバー(4-3-3)
GK マヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)

RSB フィリップ・ラーム(バイエルン・ミュンヘン)
CB セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)
CB チアゴ・シウヴァ(パリ・サンジェルマンFC)
LSB マルセロ(レアル・マドリード)

DMF セルヒオ・ブスケツ(FCバルセロナ)
OMF ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)
OMF アンドレス・イニエスタ(FCバルセロナ)

RWG リオネル・メッシ(FCバルセロナ)
LWG クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)

CF ズラタン・イブラヒモヴィッチ(マンチェスター・ユナイテッドFC)

※リザーブメンバーはゲーム内で確認!ここにこそフィーゴ監督の特徴が凝縮! iOSAndroid

 

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