2019.03.29

『一流アスリートがこぞって実践する 最強の走り方』秋本真吾トークイベント開催!

海外サッカー専門誌の編集を務めた後にフリーとなり、ライター、エディター、スペイン語の翻訳&通訳、フォトグラファーとマルチに活動を展開中。

2月26日に著書『一流アスリートがこぞって実践する 最強の走り方』を上梓したプロスプリントコーチの秋本真吾さん。3月25日に著書の発売を記念したトークイベントが東京都八丁堀にあるFROMONE SPORTS ACADEMYで行われた。

『一流アスリートがこぞって実践する 最強の走り方』は、秋本さんが自身の現役時代の経験や、数多くのプロスポーツ選手、子供たちへの指導を通じて確立させた速く走るための理論、ケガをしないための走り方などのプレゼン内容を書籍化したもの。来場者には1人1冊ずつプレゼントされ、秋本さんと書籍の構成に携わったスポーツジャーナリストの北健一郎さんによるトークセッションが行われた。

第1部では、秋本さんから速く走るための基本的な理論が紹介された。秋本さん、北さんが参加者に対して「走ることは好きですか? 嫌いですか?」と問いかけると、なんと参加者全員が「嫌い」に手を挙げた。秋本さんはその理由を「プロの世界でも走り込みが多く、“罰走”の概念もあるから」と推察。「僕は走ることが大好きなのに、何で罰のような扱いをされなきゃいけないだろう?」と疑問に思っているという。

速く走るための理論を伝えるために秋本さんが見せたのは、“人類最速の男”ウサイン・ボルトが2009年の陸上世界選手権100メートルで9秒58と言う驚異的な世界新記録を出したシーン。ボルトはなぜこれほどのスピードで走ることができるのだろうか。

秋本さんによると、「スピード」は「ピッチ」×「ストライド」という公式で導き出すことができるという。ピッチ(足の回転数)については桐生祥秀や山縣亮太といった日本人スプリンター、あるいは普通の小学生もボルトと大差はないそうだが、ストライドが大きく違うという。では、ストライドを伸ばすためにはどうすればいいのか。秋本さんはここで、浦和レッズの宇賀神友弥選手が走っているシーンの動画を紹介した。


宇賀神選手は2013年から秋本さんの指導を継続的に受けており、今では秋本さんが理想とする走りを誰よりも具現化できているという。ここで紹介したのは、2013年に初めてスプリントキャンプを実施した時の、理論を説明する前の走りだ。

映像を見た後、秋本さんが「この走り方を見て、何が良くないと思うか、どう改善すればいいと思うか、皆さんで考えてみてください」と提案。今回、参加者は4人ごとに1つのテーブルに座っていたが、テーブルごとに議論する時間が設けられた。

「肩に力が入っているかな」
「歩幅が狭い気がする」
「でも、プロ選手だからそんなに変な走り方ではないはずだよね」

参加者同士はこの日が初対面だが、テーブルごとに活発な議論が展開された。そして改善点を挙げてもらうと、上記の意見に加えて「前傾が強すぎるように感じる」、「腕が上がりすぎているように思う」といった意見が出た。的を射た意見が続出し、秋本さんも「すごいすごい!」と感心。実際、前傾姿勢で走ると、地面に大きな力を加えることができず、十分なスピードを出すことはできない。また、プロサッカー選手やプロ野球選手は走る時に地面を“蹴る”動きをすることが多いらしく、これも速く走るためにはNGだという。

では、何に留意すればいいのか、という部分が第2部のテーマとなった。秋本さんによると、速く走るためには「姿勢」と「着地」に気を付けなければならない。再びボルトの動画を見ながら、どのような姿勢で走っているか、足がどこに着地しているかを解説する秋本さん。宇賀神選手を始めとするサッカー選手や野球選手との明らかな違いに参加者たちも気づいたようだ。

秋本さんは、空中局面、着地局面の両方で正しい姿勢を維持し、正しい位置に正しい着地をすることで、ストライドを伸ばすことができると説明した。カギとなるのは「アキレス腱を使って走ること」。これを習得するには、縄跳びなどのトレーニングが効果的だそうだ。

最後に、今年のスプリントキャンプでの宇賀神選手の走りの動画が紹介された。最初の動画との違いは明確で、前傾姿勢が解消され、正しい着地ができていて、力みのない理想的なフォームになっている。参加者たちも、速く走るためには何が必要なのか、そのためには何に留意しなければならないのか理解することができたのではないだろうか。

秋本さんは最後にこのように語り、今回のトークイベントを締めくくった。

「今回の著書は正しい走り方をプレゼンする内容です。速く走るためには、正しい走り方を知る必要があります。読んでいただければ、走り方はロジックで変えられるんだ、というのを感じていただけると思います。巻末には宇賀神選手と内川聖一選手(福岡ソフトバンクホークス)の対談も収録されていますので、ぜひ読んでください」

イベント終了後には参加者との記念撮影やサインの時間も設けられた。個別に質問する方もいたが、秋本さんは一つひとつの質問に丁寧に答えていた。この春に中学を卒業し、サッカーでプロを目指しているというお子さんと一緒に参加された方は「子供に走り方を教える時に、まさに『地面を蹴って進むんだ』と言っていました……。トップレベルの陸上選手があのようなフォームで走っているなんて知らなかったので、勉強になりました」と感想を語ってくれた。お子さんのほうも「例をたくさん見せてくれたので分かりやすかったです。家で練習します!」と、高校での新生活に向けて意欲を見せていた。

『一流アスリートがこぞって実践する 最強の走り方』amazon販売ページ

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