移籍市場パーフェクト・リポート
約1カ月にわたってヨーロッパ中を熱狂させたユーロの閉幕は、同時に移籍マーケットの本格化の合図でもある。国際舞台のショーウインドウで“商品”を吟味した各クラブは、目当ての“一品”を確保すべく動き始めている。新天地を求めた香川真司やエデン・アザール、エセキエル・ラベッシらに続くビッグネームは果たして……。気になる選手の動向を現地情報で追うWSKの恒例企画、「移籍市場パーフェクト・リポート」をお届けする。 |
セスク・ファブレガス (バルセロナ/スペイン代表) 「新生バルサの象徴となれ」 ユーロ2012では“偽9番”として起用され、スペインの連覇に貢献。無上の喜びに浸ったファブレガスだが、早くも気持ちを切り替えている。視線の先にあるのは、新シーズンのバルセロナでの戦い。生まれ変わったチームで、自らの居場所をつかむことを望んでいる。 |
|
ロビン・ファン・ペルシー (アーセナル/オランダ代表) 「苦渋の決断」 「アーセナルと契約延長しないことを決めた」。ロビン・ファン・ペルシーが発した事実上の退団宣言は、世界中に大きな波紋を呼んだ。タイトルへの欲求とクラブへの忠誠心の狭間で揺れていた男の苦汁の決断。重要な決定の直前、“アーセナルのファン・ペルシー”はいつも通り、クラブへの愛情を口にしていた。 |
|
|
オリヴィエ・ジルー
(アーセナル/フランス代表) 「成功の秘訣は信じ続けること」 24歳で初めてリーグ・アンの舞台に立った男が、新シーズンいよいよ、イングランドの地に降り立つ。あせらずじっくりとキャリアを重ねてきたオリヴィエ・ジルーは、異国の地でどれだけの活躍を見せるのか。新天地アーセナルでのプレーを待ち望むジルーが、充実の今と未来を語る。 |
|
ヨアン・カバイェ (ニューカッスル/フランス代表) 「ゼロからの出発」 ヨアン・カバイェはたった1シーズンで、ニューカッスルに欠かせないタレントであることを証明してみせた。“慢心”とは無縁の実直な万能ボランチは、異国の地で成長を一層、加速させるつもりだ。 |
|
イブラヒム・アフェライ (バルセロナ/オランダ代表) 「世界最難関への挑戦」 左ひざのケガで昨シーズンを棒に振ったイブラヒム・アフェライにとって、新シーズンはバルセロナで自身の価値を示すための正念場となる。ユーロで不完全燃焼に終わり、バルサの退団話も浮上する中、本人は世界最高のクラブでの“困難な挑戦”に挑む覚悟を決めている。 |
|
ジョゼ・モウリーニョ
(レアル・マドリー監督) 「“スペシャル・ワン”の理由」 昨シーズン、リーガ・エスパニョーラのタイトルをバルセロナから奪還し、「2年間でビッグタイトル獲得」という公約を果たしたジョゼ・モウリーニョ。つかの間の休息を取った指揮官の目は早くも新シーズンに向かっている。“スペシャル・ワン”たるゆえんを証明するため、モウリーニョは戦い続ける。 |
|
酒井高徳 (シュトゥットガルト/日本代表) 「ドイツで得た自信」 今年1月にシュトゥットガルト移籍が決まり海外挑戦をスタートさせた酒井高徳は予想以上に素早く母の生まれたドイツの環境に順応して、サッカー選手としての成功を収めた。ドイツで得た自信は、彼を大きく成長させた。 |
セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー/スペイン代表)
「我こそ、世界最高なり」
昨シーズン、レアル・マドリーでセンターバックとしてプレーしたセルヒオ・ラモスはユーロで“世界最高DF”の評価を不動のものとした。前人未到のユーロ連覇に多大な貢献を果たした“ラ・ロハの番人”は今、誰も到達したことのない頂に立っている。
エセキエル・ラベッシ(パリ・サンジェルマン/アルゼンチン代表)
「野心に魅せられて」
7月2日、ナポリのシンボルだったエセキエル・ラベッシがパリ・サンジェルマンへの移籍を果たした。一時は移籍間近と言われたイタリアの名門インテルではなく、フランスの新興勢力パリSGに新天地を求めた理由とは。
MADE IN JAPAN 第9回 香川真司 香川真司がプレミアリーグに新天地を求めた。彼に“袖にされた”ドルトムントの関係者はどんな気持ちなのだろうか。失望しているのはもちろんだ。ただ、監督やチームメートは「もっと高いレベルへ」という香川の意思を受け入れ、快く送り出すとともに、その成功を願っている。 |
|
監督たちの肖像 Vol.2 ジョゼップ・グアルディオラ 現役時代の“ペップ”はバルサの司令塔として今のバルサにつながる攻撃サッカーを演出し「誇らしいキャリア」を築くことに成功した。 |
|
■連載マンガ『龍時』 第175節
特別付録
WSKスペシャル・ポスター
・フェルナンド・トーレス(スペイン代表)
・クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)