『ザ・ストーン・ローゼズ・ストーリー
誕生と、解散と、復活と。』
ジョン・ロブ 著 小林正臣/沢田太陽/藤波真矢 訳
2013年8月7日発売/定価:2,000円+税/700ページ/ISBN:978-4-02-190236-9
発行:株式会社フロムワン/発売:株式会社 朝日新聞出版
マンチェスター・Uの入場曲に“This Is The One”という曲が使われたこともあるロックバンド、ストーン・ローゼズの伝記が登場。マンチェスター出身で英国ロックの救世主とも称されるバンドの歩みを丁寧に追った決定版ドキュメントで、メンバーの誕生からバンドの解散、そして再結成に至るまでの50年を、知られざるエピソードを踏まえながら紡いでいきます。
メンバーのうち3人はマンチェスター・Uのファンで、ベーシストのマニは両親がジョージ・ベストと親しく、少年時代に朝起きたら、自分の家の一階でジョージ・ベストが宵越しの一杯をたしなんでいたという秘話を披露。マンチェスター・Cのファンとして知られるノエル&リアム・ギャラガー兄弟も、ストーン・ローゼズの伝説の証言者として登場しています。
再結成エディションとなる日本語版は全700ページ。ノエル・ギャラガーももう3度は読んだという絶対保存版のストーリーをぜひご堪能ください。
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目次
序文──日本語版の出版に寄せて
■記念すべき日──熱狂のブラックプール
■1962─80年──それぞれの生い立ち
イアン・ブラウンの少年時代
レコードと、モハメッド・アリと、ブルース・リー
パンク元年。革命の音楽の襲来
ジョン・スクワイアの少年時代
サウス・トラッフォード・カレッジと小さな橋
アンディ・カズンズの異例なオーディション
アンディ・カズンズの少年時代
■1980─81年──パトロールの始まりと終わり
意欲的な若き4人のパトロール
イアンが飽き、パトロールが終わる
■1982年──スクーターと準備の時代
イアンの愛車はピンクに塗ったランブレッタ
アンディとジョンが名もなきバンドを結成
「クラッシュとかピストルズの楽譜をかっぱらって練習した」
ウォーターフロント──イアン不在の再始動
■1983─84年──停滞からの誕生
「ある意味、ロックンロールはもう卒業しているんだ」
イアン・ブラウンの人生を変える助言
ストーン・ローゼズの最初の脱退
実質的な転換点。すなわちレニの加入
レニの少年時代と、新たな展開
ピート・タウンゼントにつながる初のデモテープ
1984年10月23日──ライヴデビュー
故郷マンチェスターから外の世界へ
■1985年──いくつかの挑戦
ダムドとジャムのメンバーとの接触
『サウンズ』誌での雑誌デビュー
ファーストシングルのレコーディング
電話が殺到し、初めてのラジオセッションへ
北部での初ライヴ──究極の悪夢と“白い暴動”
スウェーデンでの武者修行
マンチェスターでのデビューライヴ
伝説を生み出したウェアハウスパーティ
時期尚早だった幻のデビューアルバム
12インチ盤限定で初のシングルをリリース
街中にサインを書きまくり、悪名高き存在に
■1986年──重大な出会いと別れ
自分たちの可能性を信じ、アルバムを廃棄
野心的なハンター、ギャレス・エヴァンスの登場
ストーン・ローゼズ最初の内部分裂
4ピースで、最高の創作期間を過ごす
■1987年──『サリー・シナモン』から伝説が始まる
小さなレーベルとの契約を奪取
『サリー・シナモン』、純粋培養されたポップ・ソング
4人から3人へ。バンドは新たな章へ
完璧なラストピース。マニの帰還
1987年──契約争奪戦の始まり
■1988年──雌伏と約束の時
2つのレーベルによる熾烈な争奪戦
リアムをも焚きつけた「完璧にストーン・ローゼズなライヴ」
伝説のフッキーと『エレファント・ストーン』を収録
「『ザ・ストーン・ローゼズ』は録音の難しい作品だったね」
55日間に及んだデビューアルバムのレコーディング
『エレファント・ストーン』のリリース
伝説の一部となったテレビ出演デビュー
■1989年──歴史を変えていく
抑圧の時代から解放の時代へ
存在感を強めていった国内ツアー
来るべき時への印、『メイド・オブ・ストーン』
ブライトンでのライヴの客はわずか52人
衝撃を与えたファーストアルバムをひも解く
「この10年、白人は何もやってきてなかったじゃないか」
ライヴでは宗教的な雰囲気が作られていった
アンディ・ベルは何度もライヴに足を運んだ
シングル第5弾『シー・バングス・ザ・ドラムス』
「ハウスにだってひどいものもたくさんあるよ」
フレアからローゼズと時代を読み解く
デビュー当時のローゼズが口にしたもの
享楽都市のマンチェスター
ブラックプールが成功に至るまで
フランスで起こった「マンチェスター!」の大合唱
アレクサンドラ・パレスの成功と失敗
新たな方向性を見いだした『フールズ・ゴールド』
■1990年──前代未聞と究極
シルヴァートーン襲撃事件
スパイク・アイランドでの革命に向けて
劇場化したスパイク・アイランドの記者会見
史上最悪の場所での巨大なパーティ
グラスゴー・グリーン、サーカステントでのライヴ
哀れでしなやかなファンク、『ワン・ラヴ』を発表
■1991年──荒地のように不毛な日々の始まり
レーベルとの契約解除をめぐる裁判の日々
「プレッシャーはあった。ちょっと腐ってたね」
■1992年──荒地のように不毛な日々が続く
王冠がずれ落ちるのを見るだけの一年
■1993年──荒地のように不毛な日々の終わり
山積みの問題とデモテープを踏み越えて
■1994年──2度目の始まり
後継者オアシスとの偶然の出会い
復活を高らかに告げる『ラヴ・スプレッズ』
『セカンド・カミング』、すなわち再臨は賛否両論
物議を醸した『セカンド・カミング』をひも解く
『セカンド・カミング』──世界が待ち望んでいたもの
■1995年──終わりの始まり
アメリカ市場への挑戦
レニの脱退と、バンドの民主主義の崩壊
短くも波乱含みのヨーロッパツアー
初めてのアメリカツアーは前途有望
ジョンの骨折から暗雲が立ち込める
様々な表情を見せる『ベギング・ユー』のリリース
奇妙な緊張感が漂うイギリスツアー
マンチェスターの特別な夜
■1996年──最後の抵抗と、解散
ジョン・スクワイアの脱退
終わりを告げたレディング・フェスティバル
伝説のバンドが残していったもの
■解散以降──それぞれの奮闘
脱退から数時間後、ジョンは再始動を図った
順調に見えたシーホーセズも崩壊へ
不安定な数年間を過ごすジョン
プライマル・スクリームを躍動させるマニ
ギターとヴォーカルで再始動を図るレニ
全財産を失い一文なしになったイアン
ローゼズに触発されて結成されたバンドを批判
キング・モンキーの実験的なソロデビュー
「イアンは同性愛者を嫌悪している」という話に
飛行機内で事件を起こし、4カ月の拘留に
囚人番号B9311としての生活
新時代を告げる『ゴールデン・グレイツ』
来る21世紀に向けた快進のライヴ
■21世紀最初の10年──我が道を行くキング・モンキー
「バンドに所属していない自由が気に入っている」
イアンの集大成『マイ・ウェイ』をひも解く
■2011年──世界を揺るがす時
記念すべき日──感動のマンチェスター
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