負傷離脱していた仙台のMF奥埜博亮は、リーグ前節のG大阪戦で復帰を果たした [写真]=J.LEAGUE
■湘南ベルマーレ ホームでの仙台戦は9勝4分8敗と勝ち越し
【プラス材料】
リーグ前節は柏をホームに迎え、1-2で敗れた。第10節のG大阪戦、前々節の浦和戦と、ここ2試合はいずれも1-0で今季初の連勝を挙げていたが、柏戦では相手の巧みなパスワークもあり、守備からリズムを作れず、前半のうちに2失点した。ただ一方で、後半立て直し、1点差まで詰め寄った展開にたくましさが映えたのも事実だ。
後手を踏んだ前半の戦いや失点シーンには修正の余地があろうが、相手の勢いを覆し、流れを手繰り寄せた点にチームとしての過去からの成長が浮かぶ。なかなかゴールに結びつかなかった以前の苦しみを思えば、4試合連続で得点を挙げている点もポジティブだ。
チームとしてやるべきことは揺るがない。個々として、またユニットとして、今節も湘南らしさを追求することに尽きる。
【マイナス材料】
柏戦のスタメンに名を連ねていたMF高橋諒が、試合直前にメンバー変更となった。詳細は伝えられていないが、連勝したG大阪戦と浦和戦において左サイドで特長を発揮していただけに、また何より全員の力を合わせて戦う湘南スタイルにあって、回復が待たれるところだ。
柏戦では、4-4で引き分けた第9節横浜M戦以来の複数失点を喫した。攻撃サッカーを志向するチームではあるものの、勝ち点3を奪うためには当然ながら失点をできるだけ抑えたい。
ホーム連戦となる今節は仙台を迎える。ホームでは9勝4分8敗と、湘南は互角以上の成績を残しているが、通算対戦成績では12勝8分20敗と分が悪い。前回対戦した2016年も、ホーム&アウェイのいずれも0-1と、2戦2敗を喫している。
文:隈元大吾
■ベガルタ仙台 リーグ戦5試合勝ちなしでメンタル面に不安
【プラス材料】
仙台の中盤に、前節のG大阪戦で頼れる選手が戻ってきた。MF奥埜博亮は約1カ月ぶりの実戦ながら、ボランチとして安定したボールさばきを見せていた。試合勘を取り戻すと思われる、今節の活躍が期待される。
今節の相手である湘南との対戦は、2年ぶり。その2016年には2戦して2勝した。それから時間は経っているが、ともに同じ監督のもとで長期的にチームを作っている。相性の良さを今回も勝利につなげたい。
また、この湘南戦が古巣対決となるFW石原直樹にも期待したい。2003年から2008年まで在籍した相手に対して、第7節・名古屋戦以来となる6試合ぶりのゴールを決めることはできるか。
【マイナス材料】
前節の敗戦でリーグ戦は5試合連続で勝ちなしとなった。前節も攻勢でチャンスを作る時間は長かっただけに、自信を失わないことが必要だが、中3日の短い準備期間においてこのメンタル面で立て直しができるかどうかが、不安材料といえる。
前節に続いてアウェイ戦ということも、この連戦では厳しい条件だ。前節は大阪で試合をして、一度仙台に戻って立て直しをすることになった。移動が多いスケジュールでの体調管理も難しいポイントだ。
また、奥埜が復帰したものの、まだDF平岡康裕やMF古林将太がけがからベンチに戻れていない。特に連戦で消耗の激しいサイドでは一人でも多く先発候補が必要な状況だが、古林が出場できないのであれば痛い。
文:totoONE編集部
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