途中出場で2ゴールを挙げた南野拓実(写真は5月) [写真]=Bongarts/Getty Images
オーストリア・ブンデスリーガ第7節が11日に行われ、U-23日本代表FW南野拓実の所属するザルツブルクが敵地でアドミラ・ヴァッカーと対戦した。
4連覇を目指すザルツブルグは、第6節終了時点で3勝2分け1敗の勝ち点11で4位。上位に食らいつくためにも勝ち点3が欲しい一戦となった。南野は2試合連続のベンチスタートとなっている。
試合は開始9分、ザルツブルグが敵陣中央でフリーキックを獲得。キッカーのヴァロン・ベリシャがゴール前に放り込むと、エリア内右でフリーになっていたジョナタン・ソリアーノが右足で合わせる。一度GKに弾かれたが、こぼれ球をソリアーノが自ら押し込んで、先制に成功した。
ザルツブルグは33分、ワンダーソンが相手DFをドリブルで振り切り、GKと1対1の場面を迎える。エリア内中央から右足でゴール左を狙ったが、わずかに逸れて枠を捉えることができなかった。前半はこのまま終了し、ザルツブルグ1点リードで折り返す。
後半に入って53分、ザルツブルグが追加点を挙げる。右CKからのクロスにパウロ・ミランダが高い打点で合わせ、ヘディングシュートを叩き込んだ。
2点リードの75分、ザルツブルグは南野を投入する。すると85分、エリア内左でボールを拾った南野が、相手DF2人に対してドリブルを仕掛ける。細かいステップでシュートコースを作ると、左足を思い切り良く振りぬく。ボールはゴール右下に吸い込まれた。これが南野にとって2試合ぶりのゴールで、今シーズン2得点目となった。
さらに直後の88分にも南野が見せる。ワンダーソンからのスルーパスで南野が右サイドを抜け出すと、GKの位置を確認して右足で冷静にゴール右下に流し込んだ。
このまま試合は終了し、アウェーのザルツブルグが4-0で勝利。2試合ぶりの白星で3位に浮上した。南野は途中出場ながら2ゴールと活躍し、今シーズンの得点数を3ゴールに伸ばした。
次節、アドミラ・ヴァッカーは17日にシュトゥルムと、ザルツブルグは18日にオーストリア・ウィーンとそれぞれホームで対戦する。
【スコア】
アドミラ・ヴァッカー 0-4 ザルツブルク
【得点者】
0-1 9分 ジョナタン・ソリアーノ(ザルツブルグ)
0-2 53分 パウロ・ミランダ(ザルツブルグ)
0-3 85分 南野拓実(ザルツブルグ)
0-4 88分 南野拓実(ザルツブルグ)
By サッカーキング編集部
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