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【J1第26節予想スタメン 大宮vs清水】下位に沈む両者が直接対決…J1残留に向けて重要な一戦に

2014.09.26

大宮はJ2降格圏内の17位に位置 [写真]=Getty Images

大宮アルディージャ 15位清水との大一番、チーム力で勝利を狙う

 渋谷洋樹監督になり、初黒星を喫した前節の川崎戦は、「相手のクオリティーが高かった」(渋谷監督)と個の部分、1対1で負けてしまったことで失点した。その部分についてはSBとして出場していた今井智基も「ボールの失い方が悪く、1対1でやられてしまった」と相手が一枚上手だったことは認めざるを得ない。さらに渋谷監督は失点について、「ボールが止まっている時の準備が失点に関わっている」と、ボールに関与していない時のポジショニングについて言及。「言い続けていたことができていなかった」と上手く機能せず、修正が必要だろう。


 今節の対戦相手は清水で、「残留争いの大事なゲーム」(ズラタン)である。今節勝利すると順位が入れ替わる試合に対し、泉澤仁は「チャンスだがプレッシャー」とコメント。今節の重要度は選手たちも十分に理解している。清水には、去年まで大宮でプレーしたノヴァコヴィッチが在籍し、最前線で得点を狙う。今井は「ノヴァは足元もあるし、クロスの入り方も上手い」と警戒をする。

 しかし、「大事なことはチームで守備をすること」(今井)だろう。そこについては渋谷監督も、「個人でなく、チームでまとまっていかないといけない」と話し、今節のポイントはどれだけチームとして戦えるかになりそうだ。(上野直彦)

■大宮予想スタメン
4-4-2
GK
北野貴之
DF
今井智基
横山知伸
高橋祥平
中村北斗
MF
家長昭博
カルリーニョス
金澤慎
泉澤仁
FW
ズラタン
ドラガン・ムルジャ

清水エスパルス 前節敗戦でリーグ戦3連敗、守備の立て直しは急務

 もはや土俵際。前節はG大阪に敗れて3連敗。また、その3連敗はいずれも3失点以上を喫しており、守備の崩壊が甚だしい。

 前節、先制点を奪われて以降は守備も落ち着きを見せた。後半は攻撃へと転じ、チャンスも作った。しかし、84分に2失点目を喰らうと意気消沈。勝てていないチームの脆さを見せてしまった。すると、アディショナルタイムにもダメ押し点を許し、勝ち点で並んでいた仙台に得失点差でかわされた。また、勝利を収めた甲府には勝ち点で抜かれ、15位に順位を下げている。

 前節、J1で通算100試合出場となった吉田豊は今節、累積警告により出場停止。一方、ノヴァコヴィッチ大前元紀はこの試合まで警告3枚でリーチとなっていたが、持ちこたえた。残留を争う大宮との直接対決で、キーマンがピッチにいることは頼もしい。

 G大阪に負けはしたものの、試合後に大榎克己監督が「全員がハードワークをし、前からいくという部分はできた」と評価したように、後半に入っても落ちない体力はトレーニングの賜物。2失点目を喫するまで、後半は清水の一方的な展開だった。そこで1点が奪えていたら……と思わざるを得ない。

 前回古巣対決でゴールを奪ったノヴァコヴィッチが、この試合でも先制ゴールを挙げるようなことになれば試合は面白くなる。清水としては、自らの順位より下のチームに勝って、一気に差を広げるという「勝ち点6に値する」(石毛秀樹)勝利を収めたい。(田中芳樹)

■清水予想スタメン
3-4-2-1
GK
櫛引政敏
DF
ヤコヴィッチ
平岡康裕
三浦弦太
MF
石毛秀樹
本田拓也
六平光成
イ・キジェ
大前元紀
水谷拓磨
FW
ノヴァコヴィッチ

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