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【オーバーエイジとは?】男子サッカーU-23日本代表オリンピック歴代オーバーエイジ

2024.05.16

[写真]=Getty Images

 男子サッカーU-23日本代表は、『AFC U23アジアカップ カタール2024』を勝ち上がり、パリオリンピック2024(パリ五輪)への出場権を獲得した。

 そこで今回は、オリンピックの男子サッカーにおける特殊なルールである『オーバーエイジ』について紹介するとともに、過去にU-23日本代表のオーバーエイジとしてオリンピックに参加した選手を紹介したい。

オーバーエイジはなぜ存在する?

吉田麻也

 オリンピックにおける男子サッカーは、全種目の中でも歴史がある競技のひとつであり、1900年のパリオリンピック以降(ロサンゼルスオリンピック1932を除く)正式種目として開催されてきた(諸説あり)。

 参加国・地域は16チーム、原則として1チーム18名まで登録可能(東京五輪は新型コロナウイルス感染症の影響により22名)。1枠はホスト国が獲得(パリ五輪の場合はフランス)し、残りの15枠はトーナメントを通じて割り当てられる。

 国際オリンピック連盟(IOC)により、当初はアマチュア選手のみが出場する大会だったが、1984年ロサンゼルスオリンピックからプロ選手の出場が認められた。しかし、国際サッカー連盟(FIFA)が管轄するFIFAワールドカップとの兼ね合いから、1992年バルセロナオリンピックより年齢制限が設けられ、開催前年の12月31日時点で満23歳以下の場合はプロ選手でも参加できるというルールに変更された。

 その後、1996年アトランタオリンピックから年齢制限を超えた3選手を代表選手リストに加えることができる『オーバーエイジ』の条項が追加され、現行のルールとなった。

U-23日本代表の歴代オーバーエイジ

東京オリンピック

 男子サッカーU-23日本代表は、1996年のアトランタオリンピックから8大会連続で本大会出場権を獲得している。

大会 オーバーエイジ枠
1996年アトランタ五輪 なし
2000年シドニー五輪 楢崎正剛、森岡隆三、三浦淳宏
2004年アテネ五輪 曽ケ端準、小野伸二
2008年北京五輪 なし
2012年ロンドン五輪 吉田麻也徳永悠平
2016年リオ五輪 藤春廣輝塩谷司興梠慎三
2020年東京五輪(2021年開催) 吉田麻也酒井宏樹遠藤航

1996年アトランタ五輪

マイアミの奇跡

オーバーエイジ:なし

西野朗監督はオーバーエイジ枠を使用せず、18名全員が23歳以下で戦った。日本は初戦でブラジルに1-0で勝利し、『マイアミの奇跡』を達成。しかし、第2戦でナイジェリアに0-2で敗れ、第3戦はハンガリーに3-2で勝利したものの、得失点差で3位となり、無念のグループステージ敗退に終わった。

2000年シドニー五輪

シドニー五輪

オーバーエイジ:楢崎正剛、森岡隆三、三浦淳宏

フィリップ・トルシエ監督はオーバーエイジにGK楢崎、DF森岡、DF三浦の3名を選択。ブラジル、南アフリカ、スロバキアと同組となったグループステージでは、2勝1敗の2位通過を果たし、ベスト8へ進出。しかし、準々決勝でアメリカにPK戦の末敗れ、メダルには届かなかった。

2004年アテネ五輪

アテネ五輪

オーバーエイジ:曽ケ端準、小野伸二

山本昌邦監督が指揮を執ったアテネ五輪は、オーバーエイジにGK曽ケ端とMF小野を招集した。当時ブンデスリーガのハンブルガーSVで活躍していたFW高原直泰も参加する予定となっていたようだが、エコノミークラス症候群の再発により、招集は見送られた。結果は3戦全敗でグループステージ敗退に終わった。

■2008年北京五輪

北京五輪

オーバーエイジ:なし

反町康治監督はオーバーエイジを使用せずに本大会へ臨んだ。結果は3戦全敗でグループステージ敗退となった。

2012年ロンドン五輪

ロンドン五輪

オーバーエイジ:吉田麻也徳永悠平

関塚隆監督はオーバーエイジでDF吉田とDF徳永を招集。キャプテンに就任した吉田を中心に粘り強く戦い、グループステージを2勝1分で1位突破すると、準々決勝でエジプトを3-0で下して、初のベスト4へ進出。しかし、準決勝でメキシコに1-3で敗れると、3位決定戦でも韓国に0-2で敗れ、メダル獲得とはならなかった。

2016年リオ五輪

リオ五輪

オーバーエイジ:藤春廣輝塩谷司興梠慎三

リオデジャネイロオリンピックで手倉森誠監督は、オーバーエイジの枠をフル活用してDF藤春、DF塩谷、FW興梠の3人を招集。しかし、1勝1分1敗のグループステージ3位で敗退となった。

2020年東京五輪(2021年開催)

東京五輪

オーバーエイジ:吉田麻也酒井宏樹遠藤航

新型コロナウィルス感染症により、東京五輪は1年延期されて2021年の開催となった。登録メンバーは18人から22人に拡大され、森保一監督はDF吉田、DF酒井、MF遠藤をオーバーエイジ枠に選出した。グループステージ3連勝で首位通過すると、準々決勝のニュージーランド戦はPK戦の末に勝利し、ベスト4へ進出。しかし、準決勝でスペインに敗れると、3位決定戦でメキシコに敗戦し、メダル獲得とはならなかった。

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By サッカーキング編集部

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