ハコバ・アラサテ監督が26日、シーズン終了後の退任を明言 [写真]=Getty Images
オサスナを率いるハゴバ・アラサテ監督が26日、今シーズン限りでの退任を発表した。
サイクルの終焉が訪れた。1978年4月22日生まれの現在45歳は、レアル・ソシエダやヌマンシアなどを率いた後、2018年夏にオサスナの監督に就任。1年目から1部昇格を成し遂げると、ここ数年はエレベータークラブと化していたオサスナをラ・リーガに定着させた。それにとどまらず、2022-23シーズンには、コパ・デル・レイ準優勝とヨーロッパカンファレンスリーグ出場権獲得を達成。クラブ公式戦通算248試合を指揮し102勝60分86敗、まず間違いなく、クラブ史として語り継がれるほどの功績を残している。
クラブの会長を務めるルイス・サバルサ氏と、スポーツディレクターのブラウリオ・バスケス氏とともに、会見に出席したアラサテ監督は「オサスナとの契約を延長しない、という決断を下した」とシーズン終了後の退任を明言。決断については、「簡単な日々ではなかった。クラブが契約延長を打診してくれたから、すぐに熟考し、慎重に考えなければならないことは理解していた」と強調。さらに、時折目に涙を浮かべながら以下のように述べている。
「とても複雑な決断だったけど、私は冷静で、リラックスできている。かつて持ち合わせていた確信がなく、完璧に納得できなければ、幸せになるのは難しい。そのような状態では、自分自身のベストを引き出すことも難しいし、自分がベストを尽くせないのなら、チームに最大限の能力を発揮させることも困難。だから今、その時が来たのだと思う」
「みんなに対する感謝でいっぱいだけど、なによりもルイス、本当にありがとう。この時間はとても複雑で、色々な感情と溢れんばかりの感謝…私はそう感じているよ。ブラウリオ、何と言ったらいいか。お互いを高め合った6年間だったね。2人に伝えたかったことがある。6年前、我々は日の当たらないところにいた。私はセグンダの監督で、ブラウリオはスポーツディレクター。会長はうまくやっていたけど、それでも“2部”クラブの会長だった。今は、あの頃よりは良い地位だと思う。この6年間を楽しむことができたよ」
ひとつの時代が終わりを告げようとしている。ラ・リーガでの地位を固めたこの6年を経て、オサスナはどのようなクラブへと成長していくのだろうか。
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By サッカーキング編集部
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