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バイエルン、撃ち合いを制し今季4度目の連勝…アウクスブルクは終盤に追い上げも反撃及ばず

2024.01.28

先制点を決めたパブロビッチ [写真]=Getty Images

 ブンデスリーガ第19節が27日に行われ、バイエルンは敵地でアウクスブルクと対戦した。

 今季、バイエルンはブンデスリーガ12連覇を目指すシーズンを過ごしているが、ここまでは無敗で首位を走るレヴァークーゼンに勝ち点差「4」をつけられて2位に甘んじている。前々節のブレーメン戦では0ー1とまさかの今季2敗目を喫したが、前節のウニオン・ベルリン戦は後半立ち上がりにラファエル・ゲレイロが挙げたゴールが決勝弾となり、1ー0で白星を飾った。

 再び連勝街道に戻りたい今節は、ここまで5勝6分7敗で現在10位のアウクスブルクと敵地で激突。バイエルンはジャマル・ムシアラ、レロイ・サネ、ハリー・ケインらが先発に並んだ。今冬の新戦力のエリック・ダイアーは、加入後初のスターティングメンバー入りを果たした。一方で前節負傷したジョシュア・キミッヒ、ダヨ・ウパメカノ、コンラート・ライマーらが今試合を欠場している。対するアウクスブルクはクリスティアン・ヤキッチやエルメディン・デミロヴィッチらが先発に名を連ねた。

 試合は立ち上がりからアウクスブルクがロングボールを多用してバイエルン陣内へ攻め立てる時間が続く。5分にはジェフリー・ハウウェレーウの放ったロングフィードがマタイス・デ・リフトのハンドを誘発。当初はPKと判定されたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)にてペナルティエリア外でのハンドとみなされ、バイエルンとしては難を逃れた。

 さらに12分、アウクスブルクは再びロングボールを用いて左サイドを破り、高い位置へイアゴが飛び出す。右足に持ち替えてクロスボールを送ると、ボックス内でデミロヴィッチが競り勝ち、最後はエルヴィス・レジュベツァイが左足で強烈な一撃を叩き込む。アウクスブルクが先手を取ったかに思えたが、レジュベツァイのポジションがオフサイドと判定され、得点は認められなかった。

 2度のピンチを凌いだバイエルンは、ここから徐々にチャンスの数を増やしていく。23分には右コーナーキックを獲得すると、ラファエル・ゲレイロが左足でインスイングのボールを供給。ニアサイドに飛び込んだレオン・ゴレツカが頭で逸らすと、ボールはファーサイドで相手に先に触られたものの、セカンドボールに素早く反応したアレクサンダル・パブロビッチが左足でシュートを沈める。バイエルンがセットプレーで先手を取った。

 だが、この場面でバイエルンにアクシデントが発生。ファーサイドでフィリップ・ティーツと接触したキングスレイ・コマンが足首のあたりを痛め、プレー続行不可能となり、マティス・テルとの交代を強いられた。

 その後試合はバイエルンが1点をリードして時計の針が進む。このまま前半アディショナルタイムに突入すると、バイエルンは左サイドからゴールへ襲いかかる。ピッチ中央付近でボールを受けたゴレツカが斜めの方向へ繋ぐと、内側のポジションを取ったアルフォンソ・デイヴィスが前を向く。ペナルティエリア手前の位置から、利き足とは逆の右足でミドルシュートを沈め、バイエルンが2点をリードしてハーフタイムに入った。

 後半に入ると立ち上がりの52分、再びロングボールを使って左サイドを飛び出したルベン・バルガスがカットインから右足を振り抜く。このシュートはブロックされてゴールラインを割り、アウクスブルクが左コーナーキックを獲得した。ショートで繋いでからのクロスボールは跳ね返されたものの、こぼれ球を回収して右サイドへ繋ぐと、ケヴィン・ムバブがアーリークロスを供給。ボックス中央でフリーになったデミロヴィッチがヘディングシュートを沈め、アウクスブルクが1点を返した。

 後半はアウクスブルクが再びリズムを正して攻める時間が増えたものの、“絶対王者”は一瞬の隙を逃さない。58分、敵陣右サイドでゲレイロからのパスを受けたサネがカットインから左足でクロスボールを狙う。このボールは跳ね返されたものの、こぼれ球をムシアラが回収。ヤキッチがクリアしたボールがケインに渡ると、冷静に右足でゴールへ流し込んだ。バイエルンが大きな3点目を挙げた。

 バイエルンが2点をリードして終盤に突入すると、82分にはカウンターの場面でサネからのスルーパスに抜け出したテルが決定機を迎えたものの、ペナルティエリア右から狙ったシュートは右ポストに嫌われる。

 対するアウクスブルクは85分、右コーナーキックから生まれたボックス内での競り合いで、フェリックス・ウドゥオカイがGKマヌエル・ノイアーのパンチングを喰らい、これがOFR(オンフィールドレビュー)を経てファウルと判定される。アウクスブルクがPKを獲得した。だが、スヴェン・ミシェルの放った一撃はGKノイアーに弾き出される。アウクスブルクとしては追い上げのチャンスを逃した。

 さらに後半アディショナルタイム、アウクスブルクは敵陣左サイドでのスローインからボールを繋ぎ、ペナルティエリア左でボールを受けたデミロヴィッチが切り返しでトーマス・ミュラーのファウルを誘発。今度はデミロヴィッチがPKをきっちりとゴール左下に沈め、アウクスブルクが1点差に詰め寄った。

 終盤に大きく動く試合となったが、アウクスブルクから見て大きな3点目は生まれず、試合はこのままタイムアップ。バイエルンは逃げ切りに成功し、今季4度目の連勝を飾った。一方、アウクスブルクはホームで良い試合運びを見せながらも、反撃わずかに及ばず、2試合ぶりの黒星を喫している。

 次節、バイエルンは2月3日に板倉滉と福田師王が所属しているボルシアMGをホームに迎える。一方、アウクスブルクは同じく3日、浅野琢磨が在籍するボーフムと敵地で対戦予定だ。

【スコア】
アウクスブルク 2ー3 バイエルン

【得点者】
0ー1 23分 アレクサンダル・パブロビッチ(バイエルン
0ー2 45+5分 アルフォンソ・デイヴィスバイエルン
1ー2 52分 エルメディン・デミロヴィッチアウクスブルク
1ー3 58分 ハリー・ケインバイエルン
2ー3 90+4分 エルメディン・デミロヴィッチ(PK/アウクスブルク

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