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パレスと契約満了の“快足”FWザハ、3カ国の王者から関心か…サウジ行きの可能性も

2023.07.10

去就に注目が集まるザハ [写真]=Getty Images

 クリスタル・パレスとの契約が満了となったコートジボワール代表FWウィルフレッド・ザハに対し、複数クラブが関心を寄せているようだ。9日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。

 現在30歳のザハはクリスタル・パレスの下部組織出身で、2010年夏にトップチーム昇格を果たした。2013年1月には国内屈指の強豪マンチェスター・Uに完全移籍で加入。しかし、同クラブで出場機会を得ることができず、複数回のレンタル移籍を経た後、2014年夏にクリスタル・パレスに復帰した。同クラブではウイング(WG)の主力として活躍し、公式戦通算458試合の出場で90ゴール78アシストをマークしている。

 そんなザハだが、クリスタル・パレスとの契約が今年の6月末で満了に。クラブ側は“快足”FWの慰留に向けて、年俸額を大幅に改善した4年契約を提示しているものの、現時点では合意に至っておらず。新婚旅行中の同選手は近日中にイングランドへと戻り、その後自らの去就に関する決断を下すと見られている。

 そうしたなか、現在3カ国の“王者”がザハの獲得に向けて具体的な動きを見せているようだ。今回の報道によると、パリ・サンジェルマン(PSG)、ナポリガラタサライが今夏の移籍市場での同選手の獲得を本格的に検討しているとのこと。いずれも昨シーズンの国内リーグを制した3クラブは、すでにザハの代理人との交渉を行なったようだ。また、そのほかにもラツィオフェネルバフチェアル・ナスルからの関心も明らかになっている。

 また、9日のイギリス紙『デイリーメール』によると、サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・イテファクもザハの獲得に興味を示しているという。元イングランド代表MFのスティーブン・ジェラード氏を新監督に迎えた同クラブは、すでに年俸1600万ポンド(約29億円)のオファーを提示したと報じられている。しかし、ザハの代理人が年俸額の引き上げを要求したことから、交渉は合意に達していないようだ。

 まさしく“引く手数多”の状態となっているザハ。これまでの移籍市場では度々ビッグクラブ移籍が噂されながら、最終的にクリスタル・パレス残留という結果に落ち着いてきた同選手だが、果たして今夏はどのような決断を下すのだろうか。


By サッカーキング編集部

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