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マウントは直近50年で4人目! チェルシーからマンチェスター・Uへ移籍した選手たち

2023.07.06

チェルシーからマンチェスター・Uへ移籍した選手たちを紹介 [写真]=Getty Images

 マンチェスター・Uは5日、チェルシーからイングランド代表MFメイソン・マウントを完全移籍で獲得したことを発表した。この2クラブは地元のライバルではないものの、過去にチェルシーからマンチェスター・Uへ直接移籍をした選手は意外にも少なく、マウントは直近50年で4人目だという。そこで今回は、これまでの3人がどのような経緯で移籍となり、どういった結末となったのかを紹介しよう。

[写真]=Getty Images、Manchester United via Getty Images
 

■レイ・ウィルキンス

レイ・ウィルキンス氏

現役引退後は指導者としてチェルシーに復帰したウィルキンス氏

1979年夏にチェルシーからマンチェスター・Uへ
 
 かつてイングランドで最も優れていた選手の一人として知られていたウィルキンス氏は、チェルシーからマンチェスター・Uへ直接移籍をした最初の選手としても記憶されているだろう。2018年4月に61歳で亡くなったウィルキンス氏は、もともと練習生としてチェルシーに入団し、1973年10月に17歳でプロ契約を結んだ。翌1974-75シーズンは経験豊富な選手たちが次々と退団したことで、ウィルキンス氏は18歳にしてキャプテンに就任したが、チームは降格の憂き目に。それでもウィルキンス氏はチームに残り、主力として活躍。2シーズンで1部昇格を果たし、2部リーグの選手ながら、イングランド代表にも招集された。
 
 しかし、1978-79シーズンにトップリーグで再び最下位となり降格が決まると、その夏にマンチェスター・Uに移籍。移籍金の82万5000ポンド(約1億5000万円)は、チェルシーの当時クラブ史上最高の売却額だった。チェルシーで公式戦207試合に出場し35ゴールを記録したウィルキンス氏は、マンチェスター・Uでも5シーズンに渡って活躍。公式戦通算194試合の出場で10ゴールを記録し、1984年にはファン投票のシーズンMVPにも選出された。そんなウィルキンス氏を海外のチームが放っておくはずはなく、1984年夏にはミランへ移籍。その後もパリ・サンジェルマン(PSG)、レンジャーズクイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)などを渡り歩き、1997年に現役引退を決断した。その後は指導者としてチェルシーでも複数回に渡ってアシスタントコーチを務め、2度に渡り暫定監督も務めた。
 

フアン・マタ

フアン・マタ

両クラブで司令塔として活躍したマタ

2014年1月にチェルシーからマンチェスター・Uへ
 
 ウィルキンス氏がチェルシーからマンチェスター・Uに移籍したのは1979年夏だが、そこから次に同じステップを辿ったのは2014年1月のマタ。なんと34年と半年の月日が経ってからだった。スペインのバレンシアで頭角を現したマタは、2011年8月に2350万ポンド(約43億円)の移籍金でチェルシーに加入。背番号「10」を背負い、初年度からプレミアリーグで6ゴール13アシストを記録するなど高い適応力を披露。同シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝のバイエルン戦では、ディディエ・ドログバの同点ゴールをアシストするなど、クラブ史上初の欧州制覇に大きく貢献した。
 
 加入初年度から2シーズン連続でクラブの年間MVPを受賞するなど順風満帆に見えたマタとチェルシーの関係だが、2013年6月にジョゼ・モウリーニョ監督(現:ローマ)のチェルシー復帰が決まると、出場機会が激減。夏にFIFAワールドカップブラジル2014を控えていたこともあり、2014年1月に出場機会を求めてマンチェスター・Uへ移籍した。移籍金の3710万ポンド(約68億円)は当時のクラブ史上最高額となっている。当初は主力として活躍し、FAカップやEFLカップ、ヨーロッパリーグ(EL)などの優勝に貢献するも、その後は徐々に出場時間を減らしていき、2021-22シーズン限りでマンチェスター・Uを退団。在籍した8シーズン半で公式戦通算285試合に出場し、51ゴール47アシストをマークした。
 
 なお、2022-23シーズンは、トルコのガラタサライでプレーしたマタだが、7月に同クラブとの契約が満了を迎え、現在はフリーとなっている。
 

ネマニャ・マティッチ

ネマニャ・マティッチ

モウリーニョ政権下で活躍したマティッチ

2017年夏にチェルシーからマンチェスター・Uへ
 
 マウントの前にチェルシーからマンチェスター・Uへ移籍していたのは、2017年夏のマティッチだった。同選手は2009年8月にスロバキアのコシツェから150万ポンド(約2億7500万円)の移籍金でチェルシーに加入。しかし、初年度は公式戦3試合、通算66分間の出場に留まると、翌シーズンはオランダのフィテッセにレンタル移籍。チェルシーがポルトガルのベンフィカからダヴィド・ルイスを獲得する取引の一部として、2011年1月にベンフィカへ放出された。
 
 しかし、移籍先のベンフィカでプレーメーカーから守備的MFにコンバートされたことが転機となり、見事なパフォーマンスを披露。するとチェルシーは売却から3年後にマティッチを2100万ポンド(約39億円)での買い戻しを決断した。以後4シーズンに渡ってレギュラーとして活躍し、プレミアリーグ2回とEFLカップ1回の優勝に貢献した。
 
 すると2017年7月にかつての恩師であるモウリーニョ監督が新指揮官に就任したマンチェスター・Uへ4000万ポンド(約73億円)の移籍金で加入。監督に請われての移籍だったため、主力として重宝されたが、2018年12月にモウリーニョ監督が解任され、後任にオーレ・グンナー・スールシャール氏が就任すると出場機会が減少。2021-22シーズン限りで同クラブを退団することとなった。マンチェスター・Uでは5シーズンで公式戦通算189試合に出場し、4ゴール11アシストを記録した。
 
 2022年6月、モウリーニョ監督が率いるローマに入団することが発表され、現在も恩師のもとでプレーを続けている。
 
 そのマティッチの移籍から約6年が経ち、ボーナスを含めると最大6000万ポンド(約110億円)という移籍金でマンチェスター・Uに加わったマウント。週給は最大30万ポンド(約5510万円)、背番号も伝統の「7」を背負うことが発表されるなど期待値の高さが伺えるが、果たして新天地でどのようなパフォーマンスを見せるのだろうか。

メイソン・マウント

マンチェスター・U加入が発表されたマウント

(記事/Footmedia)

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