[写真]=宮地輝 Getty Images 鈴木颯太朗
『多摩川クラシコ』という言葉を聞いて、青赤の血が流れている選手やスタッフ、ファン・サポーター、そしてFC東京に関わるすべての人たちはまずはじめにどんな思いや感情を抱くのだろうか。おそらく、真っ先に思い浮かぶのは“悔しさ”に違いない。これまで水色と黒のユニフォームを憎く思ったことは一度や二度ではないはずだ。
あえてストレートな表現をすれば、近年のFC東京は川崎フロンターレに負け続けてきた。2020年、21年はダブルを食らい、現在5連敗中。勝ちなしの期間は7試合に及ぶ。『多摩川クラシコ』で最後に勝ったのは2018シーズンの5月5日に行われた第13節(2-0で勝利)までさかのぼり、その当時のピッチに立っていたのは林彰洋、森重真人、髙萩洋次郎、東慶悟、ディエゴ・オリヴェイラ、永井謙佑の6人。小川諒也と岡崎慎はベンチから戦況を見つめていた。サッカーの進化スピードが速く、選手の入れ替わりが激しい現代において4年の歳月はとても長い時間だと感じさせる。
まさにこの頃からだろう。FC東京にとって川崎Fが“川の向こうのライバルチーム”から“背中を追いかける存在”になってしまっていったのは……。17年、18年でリーグ連覇を果たし、19年にはJリーグYBCルヴァンカップを初制覇。その後も20年にはリーグと天皇杯と二冠を飾り、昨年は二度目のリーグ優勝を達成した。着実に常勝軍団へと歩みを進めている川崎Fに対し、FC東京は後塵を拝してきた。いや、見届けることしかできなかったと言ったほうがいいかもしれない。FC東京も20年にルヴァンカップで優勝し、9年ぶりにタイトルの喜びを味わうことはできたが、悲願のリーグ優勝は未だ夢のまま。初めてJリーグチャンピオンになってから5年で4度、その座に輝いている川崎Fとは大きな差が開き、『多摩川クラシコ』に関しても、試合を重ねるごとに勝ってきた記憶がおぼろげになってきてしまっているのが現状だ。星の数を増やし続けている川崎Fに対し、FC東京には悔しさだけが蓄積されてきた。
数年にわたって続く“負の歴史”に終止符を打ちたいFC東京は、今季から大きな変革に乗り出した。「ボールを愛する攻撃的なサッカー」を信条とするアルベル監督を招へいし、「ポジショナルプレー」に取り組んでいる。今のところ、その改革は順調のようだ。プレシーズンの選手たちの言葉を聞く限り、まだまだ基礎を落とし込んでいる段階であれこれと言葉を交わし、意見や考えをすり合わせながら、トライ&エラーを繰り返しているようだが、その表情や口調からは前向きでポジティブな雰囲気が伝わってくる。アルベル監督も「オープンマインドで吸収しようとしてくれている」と選手たちの姿勢を称え、「私たちが建てようとしているのは『美しいお城』よりも『強くて堅いお城』。勇気を持って信じてやり続けることが重要」とチーム作りのプランを明かす。
そんなアルベルトーキョーの初お目見えの相手が、攻撃的なサッカーで一歩も二歩も先を行く川崎Fであることは、これ以上ないチャレンジの場を用意されたと捉えていいだろう。「青赤はマイカラー」と自負するカタルーニャ地方出身のスペイン人指揮官は「開幕戦の相手として予想できるうちの最悪の相手(笑)」と、本音と冗談を入り混ぜながらも、絶対王者相手に真っ向勝負を挑むことを宣言する。
「我々が目指すのはボールを支配し、試合の主役になること。このプレースタイルは相手に左右されることなく、自分たち次第で試合の流れや展開を決められる」。その指揮官と同じ思いを抱き、強い意気込みを持っているのが安部柊斗だ。プロ入り後、『多摩川クラシコ』の全4試合で先発を果たしながらも一度も勝ったことのない3年目のダイナモは「川崎Fに対してもボールを保持しながらゴールに向かっていくべき」と自分たちのスタイルを貫くことを強調し、「今季の自分たちがどれだけできるか占う一戦になる」と楽しみな気持ちを隠すことはしない。
近年の成績、チームの完成度、勝ってきた経験。試合前の時点ではどれを取っても川崎Fのほうが上であることは認める。しかし、それがこの試合の結果に直結するとは限らない。それがサッカーだ。「選手一人ひとりが持っているモノをすべて出し尽くして勝利を目指すことは約束する」とアルベル監督。これ以上、負けっぱなしではいられない。意気揚々と等々力の地に乗り込み、堂々とスタジアムを後にする。生まれ変わろうとしている青赤が2022シーズンのオープニングマッチでその片りんを見せ、そして、最初の勝者となる。
文=須賀大輔
2022明治安田生命J1リーグ開幕戦
川崎フロンターレ vsFC東京(等々力陸上競技場)
2022年2月18日(金)19時キックオフ
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