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琉球FW赤嶺真吾が現役引退を発表「すべてを出しきることができました」

2021.12.10

FC琉球は10日、FW赤嶺真吾が現役を引退することを発表

 FC琉球は10日、FW赤嶺真吾が2021シーズンを持って現役を引退すると発表した。

 現在38歳の赤嶺は沖縄県出身で、鹿児島実業高校から駒澤大学へ進学した。同大学在籍時代の2005年にはJリーグ特別強化指定選手としてFC東京でプレーすると、2006年に正式に入団。2010年8月からベガルタ仙台でプレーした赤嶺は、在籍5年半で明治安田生命J1リーグ135試合に出場し44ゴールを記録している。


 その後、ガンバ大阪を経て、2016年にファジアーノ岡山へ移籍した。同シーズンの明治安田生命J2リーグで41試合に出場し4ゴールを挙げると、同クラブはJ1昇格プレーオフ出場権を獲得。迎えた準決勝の松本山雅戦では、後半アディショナルタイムに値千金のゴールを決めて決勝進出に大きく貢献した。

 2021年1月に地元のFC琉球へ加入した赤嶺は、今シーズンのJ2リーグで27試合に出場し3ゴールを記録。キャリア通算472試合に出場し97ゴールを挙げた同選手は現役引退に際し、クラブ公式サイトでコメントを残している。

「今シーズンをもちまして現役を引退することを決めました。38歳という年齢まで現役を続けることができたのは、これまで自分を後押ししていただいた指導者の方々、チームメイト、ファン・サポーターの皆さん、そして関係者の皆さまの存在があってのことだと改めて感謝しています。16年前にプロサッカー選手としての第一歩を踏み出させてくれたFC東京、選手としても人間としても大きく成長させてもらったベガルタ仙台、サッカーの本質を勉強させてもらったガンバ大阪、J1昇格を目指して突き進んだファジアーノ岡山、そして地元でプレーする喜びを与えてくれたFC琉球。5クラブで経験させてもらったことは、すべて自分の大切な宝物です」

「15歳で鹿児島へ渡ったとき、まだ沖縄にJリーグのクラブはありませんでした。各地でいろいろな経験をさせてもらい、地元に生まれたプロサッカークラブで現役生活を終えられることを、一人のサッカー選手として心からうれしく思っています。現役最後の試合、栃木SCとのリーグ最終戦で決めた決勝ゴールは一生忘れません。この試合で得点を決めてみんなで喜べたこと、そしてチームの勝利に貢献できたことは本当にうれしかったですし、やはりゴールがFWとして一番の仕事だと改めて感じました。ゴールを決めて引退できる喜びを胸に、次のステップに進みたいと思います。最後に個人的な話になりますが、小さな頃から全国どこへでも応援に駆けつけてくれた家族、親族には心から感謝しています。
16年間のプロサッカー選手生活、皆さんの応援に支えられて、すべてを出しきることができました。やりきりました。長い間、本当にありがとうございました」

By サッカーキング編集部

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