2015.08.26

EXILE CUP 2015関西大会が開催…抜きん出た攻撃力でEDCが連覇を達成!

01_優勝_集合写真_SK

 8月19日、小学4年生から6年生を対象としたフットサル大会「EXILE CUP 2015」の関西大会が、兵庫県三木市の三木総合防災公園陸上競技場で開催された。朝から小雨がぱらついてはいたが、気温も下がり、厳しい夏の陽射しもなく熱中症の心配も不要なのは子どもたちには好条件だった。9月23日愛媛県今治市で開催される決勝大会への切符を手に入れようと、関西2府4県から集まった計52チームが熱気を帯びた懸命のプレーを見せた。

 開会式にはDEEPのYUICHIROさんとKEISEIさん、GENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太さんと中務裕太さん、劇団EXILEの小野塚勇人さんが駆けつけ、子どもたちを激励。「優勝したいか!?」という声掛けに子どもたちが反応せずスタンドからの爆笑を誘いムードを和らげていた。その後、大会サポーターであるEXILE ÜSAさん考案の「EXILE CUP」恒例「EXダンス体操」で52チームの選手たちは一緒にリズムに乗って体を動かした。

02_開会式_SK

 そして、1ブロックにつき4チーム、AからMまでの13ブロックに分かれた予選リーグがスタートした。時折涼しい風も吹く天然芝ピッチで同時進行6試合ずつ、選手たちは元気にボールを追いかけていた。小柄な子ばかりでも磨いてきたドリブルで全員が仕掛けていくチーム、大人と見間違えるほどの長身GKを擁するチーム、少数ではあるが女子選手もいて男子に負けない激しい当たりを見せていた。チーム力に差があったり、5年生中心のチームだったりで大差がつくゲームも見られたが、どのチームもゲームを捨てることなく、最後の笛が鳴るまでゴールへの執念を感じさせる試合が続いた。

 優勝候補はやはり、Kブロックの前年度の関西地区優勝チーム、EDC(大阪)。予選リーグでは28得点を挙げ3連勝で突破、順当にベスト16に勝ち残った。他のブロックの3連勝での突破はLien.F.C.(Aブロック:京都)、石部南サッカースポーツ少年団(Bブロック:滋賀)、大阪セントラルFC(Cブロック:大阪)、岸和田ワイルドF.C(Dブロック:大阪)、学園FC(Eブロック:兵庫)、SETSTAR WAKAYAMA U−12(Fブロック:和歌山)、日生中央サッカークラブ(Gブロック:兵庫)、FUTMESSE鶴見(Hブロック:大阪)、PENTA ALEVIN(Lブロック:兵庫)、長岡京SS(Mブロック:京都)というようにEDCを含めて11チームあり、力のあるチームが各ブロックに分散した。

 予選リーグを終えて、各ブロック1位の13チームと、グループ2位のうち成績上位3チーム、計16チームによる決勝トーナメント進出チームが決まった。休憩時間には決勝トーナメントの組み合わせ抽選会が行われた。「EXILE CUP」恒例の、勝ち残った16チームの代表が並べられたボール16個を早い者勝ちで取り合うユニークな抽選方法だ。

 そして一発勝負の決勝トーナメントが始まった。ここで、大会アドバイザーを務める元日本代表監督、現FC今治オーナーの岡田武史氏が到着しスタンドから大きな拍手がおこり、選手たちと次々と握手を交わすシーンも見られた。岡田氏の見守る中、決勝トーナメントは進み一方的な試合は少なくなった。1回戦8試合では、学園FC(兵庫)対鈴原スーパーイーグルス(兵庫)、SETSTAR WAKAYAMA U−12(和歌山)対ホーネッツイエロー(兵庫)の2試合が引き分けでPK戦に突入し、鈴原とSETSTAR が勝ち上がった。その他、長岡京SS(京都)、EDC(大阪)、FUTMESSE鶴見(大阪)、gatt2008 U12(京都)、春風ジュニアフットボールクラブ(兵庫)、石部南サッカースポーツ少年団(滋賀)が8強入りを果たした。

 準々決勝でもさらに実力伯仲を感じさせる熱戦が続き、結果はEDC 5−1 長岡京、gatt2008 U12 6−4 FUTMESSE鶴見、春風 4−3 鈴原、石部南 2−2 (PK5−4) SETSTARとなりベスト4が決まった。

 準決勝の一つはEDC(大阪)対gatta2008 U−12(京都)の対戦。結果は4−2だったが、EDCはリードを奪われ、同点・逆転ゴールを決めて見せたエース加藤翼君が「一番苦しかった試合」と振り返った激戦。最終的に優勝を果たすEDCにとってはこの一戦が一つのヤマだった。

 準決勝のもう一つは春風ジュニア対石部南。予選リーグ第1戦に敗れ、最悪のスタートだった春風ジュニアだったが、第2戦に1点差で辛勝すると勢いに乗り連戦連勝、この準決勝も3−0で完勝し決勝にまでたどり着いた。

03_決勝戦_SK

 関西大会連覇を狙うEDCと、春風ジュニアの対戦は序盤からEDCが圧倒的な攻撃力を見せつける。加藤翼君の連続ゴールを含めて大差をつけるが、慌てることなく反撃に移った春風ジュニアが遠目からのシュートを決めて追撃する。しかし、失点した直後にもしっかり得点を返す安定した試合巧者ぶりを見せ、結局終わってみれば9−3。スコアとしては楽勝に見えるが、諦めることなく、ただ黙々と反撃してくる春風ジュニアの頑張りに、EDCの選手も最後まで気の抜けない展開となった。「攻撃に関しては何も言わず自由にアイデアを出せるようにしている」と廣長優志監督は話したが、全員がゴールへの意欲が旺盛で、多少遠い場所からでもゴールを狙い、しかもその決定力は高く、相手チームに抑える術はなかった。春風ジュニアにとっては力の差を感じざるを得ないゲームだったが、この経験を今年から冬開催になった全日本少年大会予選に生かしていくという。

 関西連覇を果たしたEDCは、来る9月23日に愛媛県今治市の桜井海浜ふれあい広場サッカー場で開催される決勝大会出場権を得た。「サッカーは楽しい。点を取るのが一番楽しい」と笑ったエースの加藤君は、「(今大会で)20点くらいは決めたと思う。全国大会は初めてだけど、自分が点を取って優勝したい」と意気込みを語ってくれた。

 昨年決勝大会に出場し準決勝で敗れ、悔しい思いをしたメンバーはGK1人だけだが、廣長監督は「彼らをほめられない。60点くらいの出来」と厳しい言葉を口にし、満足はしていない様子。「前回は準決勝で負けた相手が優勝したし、その前に出た時もリーグで負けた相手が優勝した」と話すとおり、2度味わった苦い思いを晴らすには優勝しかないだろう。3度目の正直に期待したい。

EXILE CUP 2015 公式HP