2015.08.26

『なぜ加藤未央はヒトゲノムを研究したかったのか?』(加藤未央xMCタツ対談その2)

>その1 『超箱入り娘だった加藤未央が芸能界に入るきっかけとは?』

自分のやりたい事がわからなかった

タツ 芸能活動をスタートしながら大学にも進学を決めたのですよね?

加藤 私の最優先事項は大学でした。芸能活動じゃなくて、とにかく大学でした。

タツ それは、自分が勉強したい事があったからですか?

加藤 正直な話、大学進学を考え始めた高校1年の時は大学で自分が何か具体的に勉強したいというよりも単純に大学に行きたかったんです。今後、芸能活動がどうなるかわからないという自分に対する不安もあって。

タツ 現実的な判断をされたのですね

加藤 それに、高校までの勉強と大学に行ってからの勉強って全然違うだろうなと思っていて。大学に行ったら自分のやりたい勉強ができるんだなって漠然と思ったので。本来の意味での自分がやりたい勉強っていうのは大学なんだろうなって思っていて。それもあって大学には絶対行きたいと思ってました。

タツ その中で東京農業大学を志望された動機を教えて下さい。

加藤 高校2年生の時から予備校の理系クラスに通っていて。理系を選んだのも、当時通っていた女子校は途中で文系か理系か分かれるんですけど迷わず理系を選んだんですね。決して数学が得意ではないんですけど単純に生物がすごい好きで、その気持ちだけで、迷わず理系を選んで、その後化学と生物を専攻して嫌いな数学もやって。ただ、高校2年生の2学期から堀越高校に移って、芸能活動を本格的に始めて。

タツ 高校3年生の時にミスマガジンに就任されたのですよね?

加藤 はい。ミスマガジンというグラビアのお仕事も運よくさせて頂きました。その事に関して今はすごくありがたいなって思いますし、自分はすごく恵まれた環境だなって思えるのですけど、当時、水着を着ることに少し抵抗があって。たまたま入ったコンビニで自分のグラビアが表紙になっている雑誌を見て真っ赤になっちゃって。あと、学校も転校したばっかりでさらに初めての共学ということもあり慣れない事ばかりで。さらには受験勉強もあって。自分の中で色々と葛藤していた1年間でした。

タツ そんな状況の中、大学進学の決意は変わらずと。

加藤 とにかく現役で大学合格しないといけないというのが自分の中にありました。しかしどんどん自分のやりたい勉強が見えなくなってしまって。だから私が高校生の時に受験した大学は薬学部、応用生物系、サイエンス系とすごくバラバラだったんですよ。そんな事もあり、センター試験も結局は全部ダメでした。自分が何をやりたいのかも分からない状態でやみくもに受験をしてもダメなのは当たり前だなと思って。

タツ そこからどうしたのですか?

加藤 3ヶ月くらい私は何がしたいんだろうと考えこみました。その時期、仕事もちょっとストップをさせててもらって、勉強がしたいのか、仕事がしたいのかと。そして自分の中でやっぱり勉強がしたいっていう結論が出て。じゃあ自分が何をしたいのかって改めて考えた時に、中学3年生の時に理系を選んだきっかけというのを思い出して。その時の化学の先生が「教員になる前はゲノム解析をやっていたんだ」って言われて。その話が凄く面白かったのですよ。だって人間の身体がたった4つの塩基配列で設計図が書けちゃうっていうのってすごく不思議じゃないですか?

タツ 正直、全然ヒトゲノムがどういうものか分かってないのでなんとも返答しずらく(笑)

加藤 家の設計図やビルの設計図があるのと同じように人間の身体も、ロジックで設計図が描けるんだと思って。生きているものの設計図が描けるってなんて不思議なんだろうって思って、私もそれがやりたいって思ったんですよ、中学生の時に。そしてその時の気持ちは受験に失敗した後も変わらず持っていたから、私が本当にやりたい勉強ってこれなんだと思って。じゃあ、自分の行きたい大学もそこで改めて洗い直して、ゲノム系とか、遺伝子工学が出来るのはどこの大学だろうって探した時に私大で一番そういう施設が整ってるのが農大だったんです。そしてここに行きたいと思ってそれで志望して合格しました。

もっともっと実験がやりたい

タツ 実際に大学に入ってみてからはどういうことを具体的にされていたのですか?

加藤 私の所属していた研究室は「動物発生工学研究室」というところで、私の直属の教授が世界で初めて単為発生に成功して。ここからすごく専門的になってしまっても大丈夫ですか?

タツ どうぞどうぞ、専門的になって大丈夫です。

加藤 そして教授はネイチャー誌の表紙を飾りました。ちなみに単為発生というのは、メス由来の遺伝子だけで個体を作るということです。普通は個体を作るのには精子と卵子があって、受精して、個体が生まれるじゃないですか。そうではなく、卵子、メス由来の遺伝子だけで、個体を発生させることができるということに世界で初めてマウスの実験段階で成功したのです。そんな研究室で私が実際にやっていたことはマウスを使った卵子に関する実験を主にやっていました。

タツ 大学と芸能活動の両立は大変だったのではないですか?

加藤 芸能の仕事は、本当に勉強を優先させてもらっていたので実働は夏休みとか春休みが中心でした。授業に関しては100%受けさせてもらっていていました。しかし、私が勉強していた分野というのはたかだか4年間だけだとよく分からないのです。あくまでも研究じゃなくて実験レベルですし、自分達ができる学生実験レベルなので。そんな中、私はとにかく実験が好きで手先を動かすことが好きでもっともっと実験やりたいなっていう想いがすごくあって。更に自分で言うのもなんですが私は実験がすごい上手かったのですよ。

タツ 実験が上手いとは?

加藤 判断基準はタイミングなんですけど、それが結構得意で。実験に向いてるなと思っていたのでそれをもっともっとやりたいなと思って大学院に行こうと思っていたんですよ。そして、そのタイミングで「スーパーサッカー」という番組のアシスタントに決まりました。

>その3 『カンプノウと鹿島スタジアムはなんか似ている』に続く

加藤未央さんがスタジアムゲストで登場 ビギワン@味スタ大会 powered by LEGIT

日本一レベルの低いフットサル大会を目指すビギワンが味の素スタジアム大会を開催。スタジアムゲストは加藤未央さん&MCタツ(ニコ生サッカーキングMC)!

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