FOLLOW US

【ブンデスリーガ第31節】降格圏が迫る清武弘嗣、酒井宏樹のハノーファー。強豪相手に勝ち点をもぎ取れるか

2015.04.30

HANOVER, GERMANY - MARCH 21:  Hiroki Sakai and  Hiroshi Kiyotake of Hannover look dejected during the Bundesliga match between Hannover 96 and Borussia Dortmund at HDI-Arena on March 21, 2015 in Hanover, Germany.  (Photo by Stuart Franklin/DFL via Getty Images)

第30節 日本人選手の振り返り

 第30節は日本人選手の出番は少なかったが、出場した選手はコンディションもよく、軒並み高評価となった。 ヨーロッパリーグ出場を目指すドルトムントとフランクフルトの対戦。ドルトムントの香川は前半32分、オーバメヤンのクロスに合わせ、2試合連続、リーグ4点目となるゴールを決めた。Kicker誌はマン・オブ・ザ・マッチ、第30節のベストイレブンにも選んだ。

 試合はドルトムントが2-0で勝利し、フランクフルトには痛い1敗となったが、守備に奮闘した長谷部は高評価。長谷部自身も試合後のインタビューで、調子の良さをコメントしたが、チームとしての結果が出ず、ヨーロッパリーグ出場は厳しくなった。

 残留争いのケルンは4位のレヴァークーゼンとのラインダービー。先発した大迫、前半にはフォフトからのロングパスをペナルティエリア内で受けると、胸トラップでボールをコントロールし、左足でボレーシュート。GKの正面で得点は生まれなかったが、コンディションの良さを示したプレーだった。

 試合は後半15分、カウンターからレヴァークーゼンに先制を許す苦しい展開となったが、後半38分には長澤を投入。攻勢を強めると、直後に途中出場のフィーネがボレーシュートを決め、同点に追いつき、1-1で引き分け、上位相手に貴重な勝ち点1をあげた。

◆第30節 日本人選手の採点
※Kickerの採点は「1」が最高、「6」が最低評価
※Kicker日本語版はこちら http://www.kicker-japan.com/

○ドルトムント 2-0 フランクフルト●
・香川真司(ドルトムント)先発:フル出場、1ゴール/kicker採点:2.0
・長谷部誠(フランクフルト)先発:フル出場/kicker採点:3.0
・乾 貴士(フランクフルト)ベンチ:78分から途中出場/kicker採点:なし

△ケルン 1-1 レヴァークーゼン△
・大迫勇也(ケルン)先発:フル出場kicker採点:2.5
・長澤和輝(ケルン)ベンチ:82分から途中出場/kicker採点:なし

○バイエルン・ミュンヘン 1-0 ヘルタ・ベルリン●
・原口元気(ヘルタ・ベルリン)先発:フル出場/kicker採点:3.0
・細貝 萌(ヘルタ・ベルリン)ベンチ外:負傷/kicker採点:なし
※原口は精力的な守備、積極的な攻撃参加で敗戦も高い評価。

○マインツ 2-0 シャルケ●
・岡崎慎司(マインツ)先発:91分に途中交代/kicker採点:3.0
・内田篤人(シャルケ)ベンチ外:負傷/kicker採点:なし
※岡崎は得点はなかったが、献身的なプレーでチームに貢献した。

●ハノーファー 1-2 ホッフェンハイム○
・酒井宏樹(ハノーファー)欠場:累積警告/kicker採点:なし
・清武弘嗣(ハノーファー)ベンチ:出場なし/kicker採点:なし

△シュトゥットガルト 2-2 フライブルク△
・酒井高徳(シュトゥットガルト)ベンチ外/kicker採点:なし

第31節 日本人選手のみどころ

 ブンデスリーガは4節を残し、バイエルン・ミュンヘンの優勝が決定。UEFAチャンピオンズリーグ出場の4位以内もヴォルフスブルク、メンヒェングラートバッハ、レヴァークーゼンと決まり、残るは5・6位のヨーロッパリーグ出場争いと残留争いになった。

◆ブンデスリーガ残留争い
12位 ケルン 勝ち点35
13位 ヘルタ・ベルリン 勝ち点34
14位 フライブルク 勝ち点30
15位 ハノーファー 勝ち点29
****<入れ替え戦>****
16位 ハンブルガーSV 勝ち点28
*****<降格圏内>*****
17位 パーダーボルン勝ち点28
18位 シュトゥットガルト 勝ち点27

 清武弘嗣、酒井宏樹の所属するハノーファーは現在15位。入れ替え戦の16位・ハンブルガーSVとは勝ち点差1、降格圏の17位とも勝ち点は2だ。今年に入り未だ勝ち星がなく、第30節からフロンツェック新監督が就任したが、1-2でホッフェンハイムに敗戦。これで14戦未勝利となった。

 前節、酒井宏は出場停止、清武も出番がなかったが、清武は先発が予想され、酒井宏もベンチ入りするとみられる。今節の対戦相手は2位のヴォルフスブルク。アウェイで厳しい相手となるが、勝ち点を失うことは許されない状況だ。

 一方、岡崎慎司の所属するマインツは勝ち点を37に伸ばし、ほぼ安全圏に入ったと言えるだろう。それどころかヨーロッパリーグ出場の6位まで、勝ち点差は5となり、可能性も出てきた。

 今節の対戦相手はハンブルガーSV。残留争いのまっただ中にいるだけに簡単な相手ではないが、マインツはここ3試合で7得点。岡崎、ク・ジャチョル、ベルがそれぞれ1試合2得点をマークするなど、と攻撃陣が活性化している。このままの勢いで6位を目指したい。

◆第31節 対戦カード
・ヴォルフスブルク vs ハノーファー(清武弘嗣、酒井宏樹)
・ブレーメン vs フランクフルト(長谷部誠、乾貴士)
・シャルケ(内田篤人) vs シュトゥットガルト(酒井高徳)
・マインツ(岡崎慎司) vs ハンブルガーSV
・アウクスブルク vs ケルン(大迫勇也、長澤和輝)
・レヴァークーゼン vs バイエルン・ミュンヘン
・フライブルク vs パーダーボルン
・ホッフェンハイム vs ドルトムント(香川真司)
・ヘルタ・ベルリン(細貝萌、原口元気) vs メンヒェングラートバッハ

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

RANKING今、読まれている記事

  • Daily

  • Weekly

  • Monthly

SOCCERKING VIDEO