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第19節 日本人選手の振り返り
ミッドウィーク開催となった第19節、内田篤人が所属するシャルケはバイエルン・ミュンヘンと対戦。前半17分からバイエルン・ミュンヘンが10人になる展開となったが、勝ち切れず1-1のドローに終わった。内田はこの試合でブンデスリーガ通算100試合出場を達成した。
輝きを放ったのはフランクフルトの日本人2人。特に長谷部誠は攻守に活躍。Kicker誌のマン・オブ・ザ・マッチとベスト11に選ばれた。前節はアジアカップとブンデスリーガの違いにやや戸惑ったようだが、この試合では感覚も戻り、1対1の対応も際立っていた。
△ハノーファー 1-1 マインツ△
・酒井宏樹(ハノーファー)先発:フル出場/kicker採点:3.5
・清武弘嗣(ハノーファー)先発:84分で途中交代/kicker採点:4.5
・岡崎慎司(マインツ)ベンチ外/kicker採点:なし
※酒井はまずまずの評価。清武は安定したプレーも評価は低め。
△ケルン 0-0 シュトゥットガルト△
・大迫勇也(ケルン)ベンチ:76分から途中出場/kicker採点:なし
・長澤和輝(ケルン)ベンチ外/kicker採点:
・酒井高徳(シュトゥットガルト)ベンチ:出場なし/kicker採点:なし
※大迫は途中出場も見せ場はなかった。
●ヘルタ・ベルリン 0-1 レヴァークーゼン○
・細貝 萌(ベルリン)先発:フル出場/kicker採点:3.5
・原口元気(ヘルタ・ベルリン)先発:フル出場/kicker採点:5.0
※原口は8戦ぶりの先発。この試合後、ルフカイ監督は解任。
△フランクフルト 1-1 ヴォルフスブルク△
・長谷部誠(フランクフルト)先発:フル出場、ベスト11、MOM/kicker採点:2.0
・乾 貴士(フランクフルト)先発:フル出場、1アシスト/kicker採点:3.5
※乾はドリブルから先制点をアシスト。
●ドルトムント 0-1 アウグスブルク○
・香川真司(ドルトムント)ベンチ:72分から途中出場/kicker採点:なし
※途中出場で落ち着いたプレーを見せるもチームは無得点。
△バイエルン・ミュンヘン 1-1 シャルケ△
・内田篤人(シャルケ)先発:フル出場/kicker採点:4.0
第20節 日本人選手のみどころ
好調な長谷部、乾のフランクフルトは、3連勝で4位に浮上したアウグスブルクのホームへ乗り込む。的確なポジショニングと、人に強さを見せる長谷部は中盤の底で、フランクフルトに重みを加えている。
一方の乾は前戦の左サイドからチームに推進力を与えているが、そろそろ自身のゴールも欲しいところだ。フランクフルトは現在9位。ヨーロッパリーグ出場圏の6位までとは勝ち点差7。これ以上負ける訳にはいかない。
シュトゥットガルトの酒井高徳は後半戦に入って出場機会がなく、苦しい状況。今節は首位のバイエルン・ミュンヘンと厳しい相手。ただ、バイエルン・ミュンヘンは後半戦1分1敗と未勝利。つけ入る隙はありそうだ。
第20節 日本人選手所属チームの試合
・シャルケ(内田篤人) 対 メンヘングラッドバッハ
・ケルン(大迫勇也・長澤和輝) 対 パーダーボルン
・シュトゥットガルト(酒井高徳) 対 バイエルン・ミュンヘン
・ハンブルガーSV 対 ハノーファー(酒井宏樹、清武弘嗣)
・フライブルク 対 ドルトムント(香川真司)
・マインツ(岡崎慎司) 対 ヘルタ・ベルリン(細貝萌、原口元気)
・アウグスブルク 対 フランクフルト(長谷部誠、乾貴士)