2014.09.30

EXILE CUP 2014決勝大会が開催…初出場の田宮ビクトリーサッカー少年団が“日本一”に

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 9月28日、小学4年生から6年生を対象にしたフットサル大会「EXILE CUP 2014」の決勝大会が、神奈川県のしんよこフットボールパークで開催された。快晴の空の下、各地域の予選大会を勝ち抜いた9チームによる熱い戦いが繰り広げられた。

 開会式ではEXILEメンバーを含むEXILE TRIBEからの激励のビデオメッセージが流れ、会場は盛り上がりを見せた。また、恒例となったEXILEのUSA考案のウォーミングアップ「EXダンス体操」を参加者全員で踊り、体を温めた。

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 組み合わせ抽選、ウォーミングアップが終了し、いよいよ予選リーグが開幕。9チームがそれぞれA、B、Cの3ブロックに分かれ、総当たり戦を決行した。

 Aブロックで注目を集めたのは関西代表のEDC(京都府)。初戦で東海代表の聖隷クリストファー(静岡県)と対戦、4-2で勝利し幸先の良いスタートを切ると、続く2戦目では中国代表の八雲SSS(島根県)を相手に6-1と大量得点を挙げ圧倒。グループ1位で決勝トーナメント進出を決めた。 

 全6試合中4試合がドロー決着の混戦となったBブロックでは、四国代表の田宮ビクトリーサッカー少年団(徳島県)が1勝1分けで首位となり、決勝トーナメントへ駒を進めた。

 Cブロックでは、関東代表の江南南サッカー少年団(埼玉県)が北信越代表のグランセナ新潟FCジュニア(新潟県)、東北代表のESTRELLAS.FC(福島県)を相手に2試合合計9得点と攻撃力を見せつけ、予選リーグを突破した。 

 決勝トーナメントには上記3チームに加え、各ブロックの2位のチームのうち、最も勝ち点を多く挙げた聖隷クリストファーがワイルドカード枠として出場。予選リーグ終了後に改めて組み合わせ抽選を行い、準決勝はEDC対田宮ビクトリー、江南南サッカー少年団対聖隷クリストファーという顔合わせとなった。

 圧倒的な攻撃力を武器に予選リーグを突破したEDCに対し、準決勝では田宮ビクトリーサッカー少年団が前線からの激しいプレスで自由にボールを持たせない。EDCが思うような形を作れずにいると、前半途中に細かいパスワークから田宮ビクトリーサッカー少年団が先制。その後EDCもFKなどのチャンスをつかむも、ものにすることができず、最終的に3-1で試合終了。田宮ビクトリーサッカー少年団が決勝戦進出を決めた。

 準決勝、もう一方の試合は、お互いに点を取り合う一進一退の攻防に。開始早々に聖隷クリストファーが先制点を挙げるも江南南サッカー少年団もすぐさま反撃に転じ、同点に追いつく。その後も津久井匠海君を中心にボールを回しながら攻め続け、激しい打ち合いを5-2制した江南南サッカー少年団が決勝戦への切符を手にした。

 お互い準決勝で敗れ、意地を見せつけたいEDCと聖隷クリストファーが3位決定戦でぶつかり合った。予選リーグ第1試合で対戦し、お互いに手の内を知っているだけに、両チームとも負けられない気持ちが前面に出ていた。序盤から持ち前の細かいパス交換でボールを支配していたEDCが先に2点を奪うも、聖隷クリストファーも負けじと1点を返す。するとEDCの小川麟君が類まれな個人技を披露し、前半だけでハットトリックを達成。5-2とEDCがリードし後半へ進む。EDCは後半もボールを回し続ける。ゴールを狙い前掛かりになる聖隷クリストファーに対し、EDCはゴレイロをあえてなくし、フィールドプレーヤーを5人にしてポゼッションをさらに高めた。最後まで諦めず走り続けた聖隷クリストファーだったが、最終的には6-5で勝利したEDCが3位となった。

 元アトランタ五輪日本代表で、東京ヴェルディやガンバ大阪などでもプレーしていたEDCの廣長優志監督は、「予選リーグでは自分たちの形を作れていたと思う。ただ準決勝のように、激しいプレスを掛けられた時に判断が遅れてしまうのが課題」とコメント。また、3位決定戦については「予選リーグで戦って勝利していたチームなだけに、勝たなければいけないという思いは強かった。大きく点差を付けてリードできたので、フィールドプレーヤーを5人にして数的優位の状況を図った」と振り返った。

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 迎えた決勝戦では、田宮ビクトリーサッカー少年団と江南南サッカー少年団が激突。序盤から江南南サッカー少年団が立て続けにチャンスを迎え、先制に成功した。攻守の切り替えが激しい状況の中、田宮ビクトリーサッカー少年団が左サイドへボールを持ち込むと、一気に右へ展開。中村隼人君が中央で合わせて同点に。さらに、前半終了間際にも同じような形で得点し、田宮ビクトリーサッカー少年団が勝ち越しに成功した。後半に入り、江南南サッカー少年団が攻勢に出るも決めきることができない。すると田宮ビクトリーサッカー少年団がディフェンスの裏を取り、勝負を決める3点目をゲット。そのまま試合終了を迎え、田宮ビクトリーサッカー少年団が初出場にして初優勝を飾った。

 田宮ビクトリーサッカー少年団の正岡巌監督は「もともとフットサル専門ではなく、攻守の切り替えの速さに苦戦も強いられたが、“サッカーでは絶対負けない”という自信があったし、最後はメンタルの部分で勝てたと思う」と優勝を振り返った。キャプテンの近藤蔵波君も、「予選リーグから失点が多くてそこは心配だった。でも個人としては大事なところでゴールを決められて良かった」とうれしそうに語った。

 一方、惜しくも決勝戦で敗れ2位となった江南南サッカー少年団の松本ヨウ佑(※ヨウは巾ヘンに昜)監督は、「うちの持ち味はハイプレス。予選リーグではそれが実践できていた。しかし決勝戦では相手の個々のレベルが非常に高く、お互いに素早く詰め合う展開になった。そこでの対処の仕方の部分で相手の方が一枚上手だったと思う」と敗因を振り返った。

 決勝戦終了後には、スペシャルプログラムとして、大会に参加した各チームから選抜された10人と、大会ゲストとして登場した元日本代表の宮本恒靖氏率いる「TEAM MIYAMOTO」とのドリームマッチが実施された。

「TEAM MIYAMOTO」は宮本氏の他、廣長優志氏、青柳翔(劇団EXILE)、北本綾子選手(元なでしこジャパン、現オルガ鴨川FC選手兼監督)、大会スタッフなどで構成。試合前、宮本氏は「しっかりとした技術を持った子どもたちなので、我々大人たちもしっかり戦って勝ちたいと思います」と宣言し、本気モードに。青柳翔も「一昨年参加させてもらった時は負けてしまったので、今年は勝ちたいと思います」と意気込みを語った。

 先制点を挙げたのは、「TEAM MIYAMOTO」。宮本氏が左サイドを突破し、丁寧に折り返すと、中で待っていた廣長氏がダイレクトで流し込んだ。すると選抜チームも負けじと反撃し、STS千歳ペレーダの吉田北斗君のゴールで同点に。1-1で前半を折り返すと、後半に再び「TEAM MIYAMOTO」は、北本選手のパス交換から廣長氏が決め、勝ち越しに成功。一方の選抜チームは積極的にミドルシュートを放つなどゴールを狙うもなかなかこじ開けることができない。しかし、試合終了間際にサイドからの折り返しをグランセナ新潟FCジュニアの竹田将麻君がゴール前で合わせて同点に。そのまま試合終了のホイッスルを迎えた。

 大盛り上がりとなったドリームマッチを終えると閉会式が行われた。大会ゲストとして観戦していた元日本代表の釜本邦茂氏は「みなさん一生懸命プレーされていて、本当にサッカーが好きということが伝わってきてうれしかったです。今後もぜひ日本のトップを目指して世界で戦える選手になれるよう頑張ってください」と子供たちに期待を込めたメッセージを送った。

 その後、各チーム表彰が行われ、優勝した田宮ビクトリーサッカー少年団には優勝トロフィーが授与された。選手たちは満面の笑みで記念撮影に臨み、大歓声の中「EXILE CUP 2014」決勝大会は幕を閉じた。

EXILE CUP 2014 公式HP