前節、3位シャルケがホームでのボルシアMG戦を落とし、2連敗を喫したことにより、残り2試合で、2位ドルトムントとの差が7に広がり、シャルケの2位入りの可能性は消滅。4位レヴァークーゼンとの差は3に縮まっている。
今節、シャルケは12位フライブルクとアウェイで対戦する。フライブルクはここ3試合負けなしと調子を上げており、2週間前にはシャルケが倒せなかったボルシアMGを4-2で下している。昨年のU-21欧州選手権で活躍したGKオリヴァー・バウマンや、ワールドカップ出場を目指すドイツ代表DFマティアス・ギンターら守備陣は若いタレント揃い。同様に有望株が揃うシャルケの攻撃陣が、彼らをどのように攻略するのか見ものだ。
注目は、シャルケの若手のリーダー格であるユリアン・ドラクスラーだ。この試合に出場すれば20歳と225日でリーグ戦100試合出場を達成するが、それは1975年にカールハインツ・ケルベル氏が樹立した20歳363日という最年少記録を、約38年半ぶりに塗り替える快挙となる。そのドラクスラーは残り試合について、「最後まで接戦になるだろうが、僕らには落ち着きを保つだけの、十分な経験がある」と自信を覗かせている。
なお、右太もも肉離れで離脱している内田篤人は、近く全体練習に合流できる見通しで、5月10日に行われる最終節ニュルンベルク戦での復帰を視野に入れている。最終戦を優位に迎えるためにも、フライブルクとの一戦は負けられない。
シャルケが敗れ、アウェイのレヴァークーゼン戦を引き分けで終えたことにより、目標だった2位を確定させたドルトムント。今節はホームでホッフェンハイムと対戦するが、ユルゲン・クロップ監督は残り試合が消化試合になるとの見方を否定した。5月17日にバイエルンとのドイツカップ決勝を控えており、同監督は「これから3週間、戦術を確認し直すことに使う。残りを全勝し、大きな自信を胸に決勝を迎えたい」と話している。
なお、バルセロナやマンチェスター・ユナイテッドの次期監督候補として名前が挙がり、各国のメディアを賑わしているクロップ監督だが、「心配しないでほしい。ドルトムントを愛しているし、留まるには1000の理由がある」と改めてクラブへの忠誠を表明した。
ワールドカップに向けてモチベーションが高い選手も多いだろう。直近10試合で10ゴールを挙げ、得点ランク3位タイに躍り出たドルトムントのドイツ代表マルコ・ロイスはその筆頭だ。ホッフェンハイムもアメリカ代表DFファビアン・ジョンソン、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFセヤド・サリホヴィッチら多くの代表選手を擁しており、最終メンバー入りに向けた彼らのアピール合戦にも注目したい。