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迫る新シーズン開幕…今夏要注目の“フリー選手”9名

2020.09.01

注目のフリー選手9名 [写真]=Getty Images

 いよいよ9月に突入。12日には、リーガ・エスパニョーラ(ラ・リーガ)とプレミアリーグの2020-2021シーズンが開幕する。

 短いオフを経て、新たなシーズンへの準備を進める選手たち。各クラブのフロントも着々と補強を進めている。

 そんな中、今後の動向が注目されるのが、所属クラブを持たないフリーの選手たちだ。欧州4大リーグの今夏の移籍市場は10月5日まで開かれているが、新シーズン開幕のことを考えるとそろそろ契約締結といきたいところだろう。果たして、どのユニフォームを着てピッチに立つことになるのか。要注目の9名を紹介する。

※以下、情報はすべて8月31日時点
※カッコ内は(2019-20シーズンの所属クラブ/国籍/ポジション/年齢)

エディンソン・カバーニ
(パリ・サンジェルマン/ウルグアイ/FW/33歳)

カバーニ

[写真]=Getty Images

契約満了に伴い、今年6月限りでパリ・サンジェルマンを退団。CL終了までの短期契約を結ぶことなく、新たなクラブを探している。つい先日まで、ベンフィカ移籍が濃厚と報じられていたが、高額な年俸がネックとなって破断に終わった模様だ。ただ、アトレティコとレアルのマドリード勢やプレミアリーグ復帰を果たしたリーズなど候補クラブを挙げれば枚挙にいとまがない。バルセロナで戦力外通告を受けたとされる同胞のルイス・スアレスとチームメイトになって欲しいと願うファンもいるようだ。

エリック・マキシム・チュポ・モティング
(パリ・サンジェルマン/カメルーン/FW/31歳)

[写真]=Getty ImagesGetty Images

アタランタとのCL準々決勝で値千金の逆転ゴールを決めたチュポ・モティング。もともとは6月末で退団予定だったが、カバーニが短期の契約延長を拒否したため、CLメンバーに名を連ねたという経緯がある。大舞台での活躍は“就職活動”において格好のアピールポイントとなるはず。フランス国内クラブへ移籍を果たすようなことがあれば、パリ・サンジェルマンにとっても嫌な選手となるはずだ。

マリオ・マンジュキッチ
(アル・ドゥハイル/クロアチア/FW/34歳)

マンジュキッチ

[写真]=Getty Images

昨年12月にユヴェントスを退団し、カタールのアル・ドゥハイルへ移籍。しかし、新型コロナウイルスの影響で3月にカタールリーグが中断すると、7月初旬に契約を解除した。現在は欧州復帰を目指している模様で、イタリアの『トゥットスポルト』などは代理人がローマへ売り込みをかけていると伝えている。またトルコメディアは、フェネルバフチェとベシクタシュがマンジュキッチの獲得を検討していると報じており、いくつかの選択肢が生まれているようだ。

ダニエル・スタリッジ
(トラブゾンスポル/イングランド/FW/30歳)

スタリッジ

[写真]=Getty Images

9月1日に31歳の誕生日を迎えたスタリッジ。昨年夏にリヴァプールを退団した後、トルコのトラブゾンスポルに加入したものの、賭博違反の疑いで4カ月の活動禁止処分を受け、今年3月には契約の解消が決まった。本人は「まだやり残したことがある」とプレミア復帰を最優先に考えており、現在はアメリカのロサンゼルスでトレーニングを続けているという。他のリーグでプレーする選択肢もあると言うが、母国凱旋を果たすことはできるだろうか。

マリオ・ゲッツェ
(ドルトムント/ドイツ/MF/28歳)

ゲッツェ

[写真]=Getty Images

かつて将来を嘱望された天才MFも、2019-20シーズン限りでドルトムントを退団。レヴァークーゼンや元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカム氏が共同オーナーを務めるMLS(メジャーリーグ・サッカー)のインテル・マイアミの名前が移籍先候補として挙がってきたが、ここにきてモナコ行きが浮上しているという。フランスメディア『Le10sport』によると、新監督に就任したニコ・コヴァチ氏が獲得を熱望しているそうだ。移籍が実現すれば、初の海外挑戦となる。

ハテム・ベン・アルファ
(バジャドリード/フランス/MF/33歳)

ベン・アルファ

[写真]=Getty Images

カリム・ベンゼマと同世代で、彼以上に“天才”と称されたベン・アルファ。しかしプロ生活は移籍の連続で、通算8クラブ目となったバジャドリードでも目立った結果を残せず、加入から半年あまりでの退団が決まった。去就は不透明のままで、母国復帰を果たすのか、それとも未知の国で新たな挑戦をスタートさせるのか、注目が集まる。

ライアン・フレイザー
(ボーンマス/スコットランド/MF/26歳)

フレイザー

[写真]=Getty Images

2018-19シーズンのプレミアリーグで7ゴール14アシストを記録し、アーセナルやトッテナムへの移籍が噂されたフレイザー。しかし、2019-20シーズンは1ゴール4アシストを挙げるにとどまった。6月30日限りでボーンマスを退団してステップアップを目指すものの、候補として名前が挙がるのはウェストハム、クリスタル・パレス、ニューカッスルといった中堅クラブばかり。夢のビッグクラブ入りはもう少し先までお預けのようだ。

エセキエル・ガライ
(バレンシア/アルゼンチン/DF/33歳)

ガライ

[写真]=Getty Images

今夏、4シーズン過ごしたバレンシアを退団。同じ“退団組”のダニエル・パレホとフランシス・コクランはビジャレアルへの移籍を決めたが、地元紙『スーペル・デポルテ』によれば、ガライにはトルコから関心の声が届いているという。またマンチェスター・Cからダビド・シルバを獲得したレアル・ソシエダもガライを補強候補に挙げているようだ。地元紙『ノティシアス・デ・ギプスコア』によれば、高額なサラリーが移籍実現への障害となるが、海外でのプレー経験も豊富なガライは魅力的なオプションだと伝えている。

ルカ・ジダン
(ラシン・サンタンデール/フランス/GK/22歳)

ルカ・ジダン

[写真]=Getty Images

2019-20シーズンはレアル・マドリードからスペイン2部のラシン・サンタンデールにレンタル移籍し、正GKとしてリーグ戦41試合に出場。しかしチームは3部に降格し、ルカ・ジダンもレアルを退団することが決まった。母国モンペリエへ移籍する可能性が浮上したのの進展がなく、スペイン国内でプレーを続ける可能性も残っている。

(記事/Footmedia)

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