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GKはケイン、ボランチはフィルミーノとメッシ…FWだけで構成するベスト11がおもしろい!

2020.04.21

FWの選手だけでベストイレブンを作ってみた! [写真]=Getty Images

 新型コロナウイルスの影響を受けて、サッカーメディアの間では「ベストイレブン企画」が一大ブームとなっている。欧州ビッグクラブの歴代ベストイレブンやJリーグの歴代外国人ベストイレブン、また有名選手(有名監督)が選出するベストイレブンなど、“ベスイレ”を紹介する記事を見ない日はない。

 そんななか、イギリスのサッカーサイト『Squawka』はちょっと変わったベストイレブンを紹介している。FWだけで構成するベストイレブンだ。欧州5大リーグでプレーする選手(FW)を対象に11人を選出。中盤をフラットに並べた4-4-2を採用し、“適材適所”なチーム編成を行っている。

 選出理由は明かされていないが、全くのデタラメというわけでもないのでここで紹介しよう。

※カッコ内は(現所属クラブ/国籍)

▼GK
ハリー・ケイン(トッテナム/イングランド)

ハリー・ケイン

トッテナムのFWケイン [写真]=Getty Images

 ゴールマウスを守るのはケイン。実は今から6年前の2014年10月。ヨーロッパリーグのアステラス・トリポリス(ギリシャ)戦で“急造GK”を任された経験がある。試合終盤に本来のGKウーゴ・ロリスが退場。交代枠を使い切っていたため、急遽、代役を務めた。その試合では相手の直接FKをファンブルして1失点を喫しているため、鉄壁とは言えないが、器用な選手なだけに何とかしてくれそうだ。

▼DF
アントワーヌ・グリーズマン(バルセロナ/フランス)
アンディ・キャロル(ニューカッスル/イングランド)
ボウト・ベグホルスト(ヴォルフスブルク/オランダ)
リチャーリソン(エヴァートン/ブラジル)

リチャーリソン

左からグリーズマン、キャロル、ベグホルスト、リチャーリソン [写真]=Getty Images

 最終ラインは左から、グリーズマン、キャロル、ベグホルスト、リチャーリソンが並ぶ。センターバックの2人はいずれも190cmを超える長身プレーヤーで、空中戦に絶対の自信を持つ。急造GKの弱点であるハイクロスの処理も彼らに任せておけば心配ないだろう。もちろん、セットプレーでは貴重な得点源となるはずだ。

 一方、両サイドバックに選ばれた2人は、攻撃性はもちろんのこと、献身性も兼ね備える。スピードもあるので、センターバックの裏にスルーパスを通されたとしてもカバーは可能だろう。ビルドアップの起点としても機能するはずだ。なおラインコントロールはグリーズマンに任せるのが適当か。彼ほど機転の利く選手はいない。

▼MF
サディオ・マネ(リヴァプール/セネガル)
ロベルト・フィルミーノ(リヴァプール/ブラジル)
リオネル・メッシ(バルセロナ/アルゼンチン)
キリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン/フランス)

エンバペ

左からマネ、フィルミーノ、メッシ、エンバペ [写真]=Getty Images

 注目の中盤は、フィルミーノとメッシがダブルボランチを形成。右サイドにエンバペ、左サイドにはマネが配置されている。

 両翼のプレーヤーについては、もはや説明不要だろう。フランス紙『Le Figaro』が先日公開したデータでは、エンバペが欧州5大リーグにおける最速プレーヤー(時速36km)として紹介されていた。マネも瞬間的なスピードではエンバペに及ばないが、中長距離のスプリント力は欧州屈指と言える。リヴァプールでは、左サイドバックのアンドリュー・ロバートソンと絶妙なコンビネーションを見せるが、グリーズマンとも息の合った連係を披露するだろう。

 ボランチに関しても納得の人選ではないだろうか。“偽9番”をマスターする2人は、ボールを受けてさばく能力が本職のMF並みに高い(いや、それ以上か)。さらにメッシはドリブルで相手をかわすことができるし、フィルミーノはボール奪取能力も高い。実際、フィルミーノはユース時代にボランチでプレーしていた。彼らの出来がこのチームのカギを握るだろう。

▼FW
クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス/ポルトガル)
ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン/ポーランド)

レヴァンドフスキ

左からC・ロナウド、レヴァンドフスキ [写真]=Getty Images

 ボランチを形成するのが“偽9番”なら、2トップを組むのは“真の9番”たちだ。今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)で得点ランキングトップに立つレヴァンドフスキと、CLの歴代最多得点者であるC・ロナウドはまさに最強のコンビだろう。スルーパスであれ、クロスであれ、ひとたびボールがわたれば確実にネットを揺らしてくれるはずだ。すでに成熟したプレーヤーであり、連係面にも不安はない(はず)。一体どれだけゴールを決めてくれるのか。想像しただけでも、ニヤニヤが止まらない。

 ここまで、欧州5大リーグでプレーするFWだけで構成されたベストイレブンを紹介してきた。もちろん、候補選手はたくさんいるので、様々な組み合わせが考えられる。こんな機会なので、SNS等で“マイベストイレブン”を発表してみるのもオススメだ。

(記事/Footmedia)

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