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食野所属のハーツ、シュテンデル新体制が始動…過去には清武らを指導

2019.12.11

マンCからハーツへレンタル移籍中の食野 [写真]=Getty Images

 マンチェスター・Cに所属するFW食野亮太郎のレンタル先のハート・オブ・ミドロシアン(スコットランド1部、通称“ハーツ”)は7日、ドイツ人指揮官ダニエル・シュテンデル氏の新監督就任を発表。2022年5月末までの契約を結び、10日から新体制が始動した。

 現在45歳のシュテンデル氏は、現役引退直後の2008年からハノーファー(現ドイツ2部)U-17チームの監督に就任し、2013年には同U-19チームの監督に昇格。2016年4月からはトップチームの暫定監督を務め、2016-17シーズンからはトップチームの正式監督に就任した。当時ハノーファーに所属していたMF清武弘嗣(現セレッソ大阪)、MF山口蛍(現ヴィッセル神戸)、DF酒井宏樹(現マルセイユ)らを指導した。

 シュテンデル氏は昨年7月から英バーンズリーの監督に就任し、当時リーグ1(3部)にいたクラブを1年でチャンピオンシップ(2部)昇格へと導いた。しかし、2部では開幕から11試合を指揮して1勝3分7敗と苦戦し、10月8日に解任されていた。

 そして7日、シュテンデル氏はハーツの新監督に就任したが、古巣の“横やり”によって業務開始が出遅れることに。9日、バーンズリーは同氏に関する公式声明を発表し、同氏が在任中にクラブの許可なく“チャンピオンシップのライバル”と交渉するなど複数の契約違反をしていたと主張。そのため、いまだに同氏とは契約解除金の支払いで合意しておらず、ハーツにこれを支払う義務があるとの見解を示していた。

 これに対してハーツも公式声明を発表。「ハーツが最初にシュテンデル氏に交渉をオファーした際、彼はすでにバーンズリーの従業員ではなかった。また、ハーツがバーンズリーに責任を追う根拠もない。ハーツに対して請求がなされた場合、可能な限り強力な措置を講ずる」と、バーンズリーに対する補償義務はないと主張。また、シュテンデル氏も自身のFacebookを通じて、「バーンズリー取締役会の決定には、契約の即時終了も含まれていた。解雇当日、詳細な解雇理由は通知されていない」と古巣の主張に異を唱えている。

 幸先の良いスタートとはいかなかったが、シュテンデル氏は10日から練習を開始。ロッカールームで食野ら選手たちと挨拶を交わしてから、屋内練習場でウォーミングアップ。屋外のグラウンドでは、ボールを使ってのセッションも行った。現在10位と低迷する中迎える新監督の初陣は、14日に行われるスコティッシュ・プレミアシップ第18節セント・ジョンストン戦となる。

By サッカーキング編集部

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