2015.10.18

元アルゼンチン代表サムエルが現役引退…インテルやレアルなどで活躍

サムエル
現役引退を発表したサムエル(写真は2010年3月) [写真]=Getty Images
サッカー総合情報サイト

 柿谷曜一朗のチームメイトで、スイス・リーグのバーゼルに所属する元アルゼンチン代表DFワルテル・サムエルが今シーズン限りで現役を引退すると表明した。

 現在37歳のサムエルは、スイス紙『Neue Zürcher Zeitung』のインタビューで、「まだサッカーを続けたいと思うが、肉体的に厳しくなってきた。引退を決めるのは決して簡単ではなかった」と、自らの意志に体がついてこず、引退の決断に至ったことを明かした。

 1996年に母国のニューウェルズ・オールドボーイズでプロデビュー。ボカ・ジュニオルス、ローマ、レアル・マドリード、そしてインテルと、南米と欧州のビッグクラブを渡り歩き、昨シーズンからバーゼルに在籍する。

 約20年にもわたって現役を続けられたエネルギーについて問われると、「とにかくサッカーが好きだった。もちろん、仕事になってからは時間の使い方や、自分のために働いてくれる人々に対しての責任も生まれたが、プレーすることが楽しかった」と、サッカーへの情熱が全てだったことを明かした。

 アルゼンチン代表で長く10番を背負ってきたフアン・ロマン・リケルメは、ボカ時代からのチームメイト。「リケルメが“最後の10番”と言われるのは、近年、サッカーが変化したことの象徴ではないか」との問いには、「今の時代、リケルメのような選手は存在しない。彼のような10番が好きなので残念に思う。現代サッカーで重要なのは運動量で、選手は走って相手にプレッシャーをかけなければいけない」と答え、一時代を築いた司令塔を懐かしんだ。

 数多くの名将のもとでプレーしてきたサムエルだが、最も影響を受けた人物には、代表デビュー当時の監督であるマルセロ・ビエルサ氏を挙げた。「彼のもとでは、スペシャル・トレーニングが行われていて、MFやFWの選手とは別のメニューをこなしていた。競り合いの入り方や、空中戦で勝つ方法を学んだ」

 “The Wall”、アルゼンチンの壁と称えられた守備力の原点は、ビエルサ監督の指導だったとした。

「自分は古い時代の人間だから、SNSは苦手だし興味もないんだ。(自分の)子どもたちには必要なものみたいだが、私のやる世界ではないね」と、イマドキ世代とはジェネレーションギャップも感じている様子。

 チームメイトで18歳のブリール・エンボロを「自分の息子であってもおかしくないね」と、いつの間にか親子ほど年の離れた選手がチームメイトになっている時の流れに実感を込めた。

 そんな若武者たちに対して、「アドバイスは惜しまない」というサムエル。しかし、そんな思いとは裏腹に、彼らの興味はもっぱら「一緒にプレーしてきたスター選手たちのエピソードを聞き出すこと」だという。

 バーゼルの若手にとって、生きた手本とともにプレーできるのも、あと半年。アドバイスを請わないのはもったいない。

サイト人気記事ランキング

欧州リーグ順位表

リヴァプール
34pt
レスター
26pt
チェルシー
26pt
欧州順位をもっと見る
ボルシアMG
25pt
ライプツィヒ
21pt
バイエルン
21pt
欧州順位をもっと見る
バルセロナ
25pt
レアル・マドリード
25pt
アトレティコ・マドリード
24pt
欧州順位をもっと見る
ユヴェントス
32pt
インテル
31pt
ラツィオ
24pt
欧州順位をもっと見る

欧州人気記事ランキング