スイス・スーパーリーグ第16節が23日に行われ、日本代表FW柿谷曜一朗が所属するバーゼルとアーラウが対戦した。
ホームのバーゼルは、柿谷がリーグ戦で5試合ぶりの先発出場。3トップの右に入った。
試合は6分、アーラウが決定機を迎える。エリア内右からマイナスのボールを入れると、ゴール手前中央にいた選手が右足で合わせるが、クロスバーに直撃で先制点とはならなかった。一方のバーゼルは8分、ルカ・ズフィのパスをエリア内中央で受けた柿谷が、シュートを放つが相手GKがわずかに触り、枠の右に逸れた。直後のCKではブリール・エンボロがヘッドで合わせるも得点を奪えない。
しかし17分、バーゼルは右サイドからクロスを入れると中央には誰もおらずファーサイドに流れる。アーラウDFがキープしようと胸トラップをしたところに、走り上がってきたシュケルゼン・ガシがそのボールを、ダイレクトでシュート。ゴール左上に突き刺さり、バーゼルが先制点に成功した。
38分には、エリア内右からのマイナスの折り返しを受けた柿谷は、右足で合わせるが、シュートはミートせず枠を大きく外した。前半はそのまま終了し、バーゼルが1点リードで折り返した。
後半に入って56分、右サイドを抜け出した柿谷がエリア手前からファーサイドのガシにパス。ボールを受けたガシはフリーでシュートを放つが、相手GKが反応し追加点とはならなかった。65分にアーラウが、エリア手前の正面でのワンツーから決定機を迎えるが、バーゼルGKトマーシュ・ヴァツリークが1対1で好セーブを見せて得点を許さない。
72分に、エリア前の左でFKを得たバーゼルはマルセロ・ディアスが直接うと、枠の右隅を突くが、相手GKがはじき出した。75分に柿谷は交代となり、デルリス・ゴンサレスがピッチに送り出された。
86分、エリア手前の右サイドでボールを奪ったゴンサレスが、倒れ込みながら中央へ送ると、ファーサイドを走り込んできたガシが合わせてゴール。バーゼルが終盤にリードを広げた。アディショナルタイムに入ると92分、右サイドからモハメド・エルネニーがクロスを上げると、DFの背後から飛び出したエンボロがヘッドで合わせてネットを揺らし3点目を奪った。
試合はこのまま終了し、終盤に2点を追加したバーゼルが3－0でアーラウに勝利した。
バーゼルは次戦、26日に行われるチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節でレアル・マドリードをホームに迎える。
【スコア】
バーゼル 3－0 アーラウ
【得点者】
1－0 17分 シュケルゼン・ガシ（バーゼル）
2－0 86分 シュケルゼン・ガシ（バーゼル）
3－0 90＋2分 ブリール・エンボロ（バーゼル）