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ファン・ハール采配ズバリ、PK前のGK交代策的中「より良い選択だと」

2014.07.06

PK戦に勝利後、ファン・ハール(背)と喜びを分かち合うクルル [写真]=FIFA via Getty Images

 ブラジル・ワールドカップの準々決勝が5日に行われ、オランダ代表とコスタリカ代表が対戦。スコアレスのままPK戦となった熱戦は、オランダのGKティム・クルルが2本のシュートをセーブし、オランダが勝利してベスト4進出を決めた。

 勝利の立役者となったクルルだが、オランダ代表のルイス・ファン・ハール監督の“奇策”とも呼べる選手交代が勝利を呼び込んだ。

 試合はオランダ優勢で試合が進む中、GKケイラー・ナバスを中心としたコスタリカ守備陣を崩せず進行。選手たちの疲労も見える延長戦でもファン・ハール監督は交代枠を1つ残して試合は120分を経過。するとアディショナルタイムに指揮官はGKヤスパー・シレッセンに代えてクルルを送り出し、GKを交代させる策を打つ。

 PK戦ではこの采配がズバリ的中。クルルは2人目のキッカー、ブライアン・ルイスと5人目のマイケル・ウマニャのシュートをストップし、チームを勝利に導く立役者となった。

『FIFA.com』は試合後のファン・ハール監督のコメント伝え、「今まで一緒にやってきた中でもベストのグループだ。チームスピリットや一体感の面でね」と指揮官はチームを称えた。

 GKを交代してPK戦に臨んだことについては、「次の試合の先発について疑問はない。シレッセンだ。でもここではクルルがより良い選択だと感じた。クルルにはPK戦で起用する可能性を伝えていたが、シレッセンにはしていなかった。彼の試合への準備の妨げになるようなことはしなかったんだ」と語っている。

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