2連勝で早々にグループ突破を決めたコロンビア代表を筆頭に南米勢が好調を持続している [写真]=Getty Images
6月22日夜(日本時間23日朝)に行われたアメリカvsポルトガルでグループリーグの2順目が終了し、全64試合中32試合、ちょうど半分が消化されたことになる。
ここまでのところ、際立っているのが南米勢の強さだ。「南米開催のワールドカップは南米勢が強い」というワールドカップの定説は、78年アルゼンチン大会以来となる今大会でも、現時点ですでに証明されていると言えるだろう。下記は、各大陸ごとの現時点での戦績である。
南米(6カ国):12戦9勝2敗1分
ヨーロッパ(13カ国):26戦10勝12敗4分
北中米(4カ国):8戦4勝2敗2分
アジア(4カ国):8戦0勝5敗3分
アフリカ(5カ国):10戦3勝5敗2分
ご覧のとおり、現時点では南米勢が他を圧倒する勝率を誇っている。対するヨーロッパ勢は、前回王者のスペインを始め、イングランド、ボスニア・ヘルツェゴビナと、すでに3カ国が敗退決定となっていることからもわかるように、過去の大会と比較しても明らかに苦しんでいると言えるだろう。
また、他の大陸を見ると、北中米勢の健闘が光る。コスタリカが優勝候補のウルグアイ、イタリアを連続で撃破し、メキシコも開催国ブラジルと互角の戦いの上に引き分けるなど、南米勢に次ぐ強さを見せている。そして残念ながら、我がアジアは未だに1勝もできていない状況だ。このまま未勝利で終わるようなことがあれば、次のロシア大会では出場枠を減らされることも十分にあり得る。
23日13時(日本時間:25時)から始まるグループリーグの3巡目、果たして南米勢の強さはこのまま続くのか。ヨーロッパ勢の巻き返しなるのか。アジア勢は勝利を挙げられるのか。各グループリーグの勝ち上がりと併せて、各大陸ごとの戦績にも注目である。