中国資本へのクラブ売却が決定的となったミラン。名誉会長が明言した(写真はコッパ・イタリア決勝) [写真]=Getty Images
日本代表FW本田圭佑が所属するミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長が5日、同クラブを中国企業グループへ売却することを決意したことを明かした。同日付のイタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。
ベルルスコーニ名誉会長は、心臓の手術のために入院していた、ミラノのサン・ラッファエーレ病院から退院。車に乗り込む前に同会長は、記者からの質問に応じ「再び高いレベルにもたらすことができる者にミランを委ねた。国家が関与する中国企業グループには、2年で40億ユーロ(約5760億円)の投資を強く要求した」と答え、中国資本への売却を明かした。
さらに、人工心臓弁の移植手術を受けてやつれた表情で、クラブの停滞についてコメント。「この4年間、望んでいたようにミランを強化できなかった。栄光に満ちた30年の幕を閉じたい。ミラン・ブランドの価値を計算せずに、売却価格をつり上げることを諦めた」と続け、悔しさも覗かせている。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト