今季初先発を果たした長友佑都(右) [写真]=Inter via Getty Images
セリエA第9節が24日に行われ、パレルモと日本代表DF長友佑都が所属するインテルが対戦した。長友は右サイドバックで今シーズン初のスタメン入りを果たしている。
インテルは開幕から5連勝を飾ったが、第6節のフィオレンティーナ戦に敗れると、サンプドリア、ユヴェントスと引き分け、3試合勝ち星から見放されている。一方、パレルモは前節のボローニャ戦で4連敗を止め、11位に浮上している。
試合は前半からホームのパレルモがペースを握る。26分、アンドレア・リスポリのクロスからアルベルト・ジラルディーノがヘディングシュートを狙ったが、ここは枠の右上に外れた。さらに直後の27分にはエリア内でこぼれ球を拾ったフランコ・バスケスが右足でシュートを狙ったが、ここはGKサミール・ハンダノヴィッチに防がれてしまった。
後半立ち上がりの60分、インテルがチャンスを作る。カウンターからステヴァン・ヨヴェティッチがゴール前でパスを受けると、右サイドを駆け上がったジョナタン・ビアビアニーへ浮き玉のパス。ビアビアニーがエリア内右から折り返すと、これをファーサイドのイヴァン・ペリシッチが合わせ、インテルが先制に成功した。
しかし、パレルモもすぐさま反撃。66分、右CKを獲得すると、ロビン・クアイソンのクロスからバスケスがボレーシュートを放つ。これがゴール前のミランダに当たると、こぼれ球をジラルディーノが押し込み、パレルモが同点に追いついた。
79分にはインテルのジェイソン・ムリージョがこの試合2枚目のイエローカードを受けて退場。残り約10分間を10人で戦うことになった。インテルは終盤に猛攻を仕掛けたが、なかなか勝ち越しゴールが生まれない。長友も果敢に右サイドを駆け上がってクロスを供給したが、わずかに味方と合わなかった。
結局、このままスコアは動かず、パレルモとインテルの試合は1-1の引き分けに終わった。インテルは4試合勝ちなし、3試合連続のドローに終わった。なお、長友はフル出場している。
次節、パレルモはナポリと、インテルはボローニャとそれぞれ敵地で対戦する。
【得点者】
0-1 60分 イヴァン・ペリシッチ(インテル)
1-1 66分 アルベルト・ジラルディーノ(パレルモ)
By サッカーキング編集部
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