昨年夏までシャルケでプレーしたサシャ・リーター氏 [写真]=Getty Images
元シャルケDFで、引退後は同クラブのスタッフを務めているサシャ・リーター氏が、シャルケの現状に苦言を呈している。25日、ドイツメディア『sport1』が伝えた。
リーター氏はフライブルクの下部組織出身で、2002年にトップチーム昇格以来、ヴォルフスブルク、ケルン、フルアムなどを渡り歩き、2015年夏にシャルケに加入。公式戦30試合に出場し、2019年7月に現役を引退していた。
シャルケは現在、クラブ史上最悪ともいえる苦境に陥っており、今年2月8日に行われた昨季のブンデスリーガ第21節パーダーボルン戦から、20試合連続で公式戦未勝利が続いている。今季は開幕3連敗を喫し、第5節のドルトムントとのレヴィア・ダービーでは0-3で惨敗した。リーター氏はダービーでの敗戦を受け、今のクラブに必要なことを語った。
「もっとコンパクトに守備をしなければならないし、そんな簡単に失点してはいけない。この状況では致命的なことで、それでゲームが決まってしまう。個々のミスをなくさなければならない」
「クオリティーはピッチに持ち込むもの。我々には良い若い選手がたくさんいるが、より多くの選手がピッチ上でより質の高いプレーをしなければならない。クオリティーは求めるものだが、選手たちがそれを求めていないのは残念なことだ。我々は選手たちがクオリティーを出せるように一生懸命頑張ろうと思っている」
「今シーズンが課題になることは分かっていた。また、金銭的な事情もあり、簡単にはいかない状況だ。現実的には厳しいシーズンになるだろうね。だが、どうやって取り組むべきかはもうわかっている」